サーバ動作環境ファイルは、動作環境に必要な情報をテキストファイルに記述し、そのファイルをlvsetenvコマンドで登録します。登録が正常に終了すると、テキストファイルのバックアップファイル(lvsvenv.BAK)がList Worksシステムディレクトリに作成されます。
サーバ動作環境ファイルの記述形式や設定内容については、“付録B サーバ動作環境ファイル”を参照してください。
設定する必要がある項目は、以下に示すデータベースに関するものです。
接続種別(DB-KIND)
データベースの接続ユーザID(DB-UID)
JDBCドライバ名(DB-JDBCDRV)
データベースのパス(DB-HOME)
RDB名(DB-RDBNAME)
データベースの接続ホスト名(DB-HOSTNAME)
データベースの接続ポート番号(DB-PORT)
ネット・サービス名(DB-ORA-NETSERV)
クラスタシステム運用またはフォルダの共有運用を行う場合は、サーバ動作環境ファイルに以下を設定する必要があります。
クラスタ運用、またはフォルダの共有運用の設定を有効(CLUSTER=1)にします。
クラスタ運用の場合は「共用ディスク装置に存在するディレクトリのパス名」、フォルダの共有運用の場合は「共用ファイルシステムに存在するディレクトリのパス名」を、以下のキーワードに指定します。
JEF/AP形式フォームオーバレイ格納ディレクトリ(KOL5)
KOL6形式フォームオーバレイ格納ディレクトリ(KOL6)
FCB格納ディレクトリ(FCB)
JEF形式フォームオーバレイ格納ディレクトリ(OVL)
帳票項目・オーバレイ位置保存ファイル格納ディレクトリ(OVDFLD)
受信フォルダ格納ディレクトリ(RCV-FOLDER)
実行履歴ファイル格納ディレクトリ(TRNLOGF)
オーバレイ世代管理用ディレクトリ(CTRL-OVL)
帳票業務作業ディレクトリ(TMP-DIR)
初めて環境構築を行う場合は、以下の手順で、サーバ動作環境ファイルを設定します。
手順1:サーバ動作環境ファイルの設定
テキストファイルを用意して、動作環境に必要な情報を設定します。これがサーバ動作環境ファイルになります。
サーバ動作環境ファイルの記述形式や設定内容については、“付録B サーバ動作環境ファイル”を参照してください。
注意
サーバ動作環境ファイルで指定する各ディレクトリは、lvsetenvコマンドを実行しても作成されません。事前に作成しておく必要があります。その際、各ディレクトリをNFSのファイルシステムには作成しないでください。
参考
テキストファイルのひな型(lvtenv.txt)が、以下の格納場所に用意されています。
「/opt/FJSVlw-sv/etc」ディレクトリ配下
手順2:lvsetenvコマンドの実行
lvsetenvコマンドを実行して、手順1で用意したサーバ動作環境ファイルを登録します。lvsetenvコマンドを使用して設定した内容は、lvlstenvコマンドで確認できます。
各コマンドの詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。
ポイント
リスト管理サーバと管理者ツール間の通信用ポート番号の変更が必要な場合は、プロパティファイルを編集してポート番号を変更します。
プロパティファイルの編集については、“付録C リスト管理サーバのプロパティファイル”を参照してください。
すでに本章で説明している環境構築を完了している場合は、以下の手順で、サーバ動作環境ファイルを設定します。
手順1:サーバ動作環境ファイルの設定
テキストファイルを用意して、動作環境に必要な情報を設定します。これがサーバ動作環境ファイルになります。
サーバ動作環境ファイルの記述形式や設定内容については、“付録B サーバ動作環境ファイル”を参照してください。
注意
サーバ動作環境ファイルで指定する各ディレクトリは、lvsetenvコマンドを実行しても作成されません。事前に作成しておく必要があります。その際、各ディレクトリをNFSのファイルシステムには作成しないでください。
参考
テキストファイルのひな型(lvtenv.txt)が、以下の格納場所に用意されています。
「/opt/FJSVlw-sv/etc」ディレクトリ配下
手順2:List Worksサービスの停止
List Worksサービスが起動している場合は、List Worksサービスを停止します。
List Worksサービスの停止手順については、"設計・運用ガイド"を参照してください。
手順3:lvsetenvコマンドの実行
lvsetenvコマンドを実行して、手順1で用意したサーバ動作環境ファイルを登録します。lvsetenvコマンドを使用して設定した内容は、lvlstenvコマンドで確認できます。
各コマンドの詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。
ポイント
リスト管理サーバと管理者ツール間の通信用ポート番号の変更が必要な場合は、プロパティファイルを編集してポート番号を変更します。
プロパティファイルの編集については、“付録C リスト管理サーバのプロパティファイル”を参照してください。
手順4:List Worksサービスの起動
手順2でList Worksサービスを停止した場合は、List Worksサービスを起動します。
List Worksサービスの起動手順については、"設計・運用ガイド"を参照してください。