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Interstage List Works V10.4.0 帳票保管活用機能セットアップガイド(拡張パッケージ)
FUJITSU Software

3.7.1 サーバ動作環境ファイルの設定

サーバ動作環境ファイルは、動作環境に必要な情報をテキストファイルに記述し、そのファイルをlvsetenvコマンドで登録します。登録が正常に終了すると、テキストファイルのバックアップファイル(lvsvenv.BAK)がList Worksシステムディレクトリに作成されます。

 サーバ動作環境ファイルの記述形式や設定内容については、“付録B サーバ動作環境ファイル”を参照してください。

3.7.1.1 サーバ動作環境ファイルでの必須の設定項目

設定する必要がある項目は、以下に示すデータベースに関するものです。

保管データベースに関する情報(共通)
保管データベースに関する情報(Symfoware、Oracle共通)
保管データベースに関する情報(Symfowareのみ)
データベースに関する情報(Oracleのみ)

3.7.1.2 クラスタシステム運用またはフォルダの共有運用を行うための設定

クラスタシステム運用またはフォルダの共有運用を行う場合は、サーバ動作環境ファイルに以下を設定する必要があります。

CLUSTERキーワード

クラスタ運用、またはフォルダの共有運用の設定を有効(CLUSTER=1)にします。

各キーワードにおけるディレクトリのパス名の指定

クラスタ運用の場合は「共用ディスク装置に存在するディレクトリのパス名」、フォルダの共有運用の場合は「共用ファイルシステムに存在するディレクトリのパス名」を、以下のキーワードに指定します。

  • JEF/AP形式フォームオーバレイ格納ディレクトリ(KOL5)

  • KOL6形式フォームオーバレイ格納ディレクトリ(KOL6)

  • FCB格納ディレクトリ(FCB)

  • JEF形式フォームオーバレイ格納ディレクトリ(OVL)

  • 帳票項目・オーバレイ位置保存ファイル格納ディレクトリ(OVDFLD)

  • 受信フォルダ格納ディレクトリ(RCV-FOLDER)

  • 実行履歴ファイル格納ディレクトリ(TRNLOGF)

  • オーバレイ世代管理用ディレクトリ(CTRL-OVL)

  • 帳票業務作業ディレクトリ(TMP-DIR)

3.7.1.3 初回の環境構築時の設定手順

初めて環境構築を行う場合は、以下の手順で、サーバ動作環境ファイルを設定します。

手順1:サーバ動作環境ファイルの設定

テキストファイルを用意して、動作環境に必要な情報を設定します。これがサーバ動作環境ファイルになります。

 サーバ動作環境ファイルの記述形式や設定内容については、“付録B サーバ動作環境ファイル”を参照してください。

注意

サーバ動作環境ファイルで指定する各ディレクトリは、lvsetenvコマンドを実行しても作成されません。事前に作成しておく必要があります。その際、各ディレクトリをNFSのファイルシステムには作成しないでください。

参考

テキストファイルのひな型(lvtenv.txt)が、以下の格納場所に用意されています。

「/opt/FJSVlw-sv/etc」ディレクトリ配下

手順2:lvsetenvコマンドの実行

lvsetenvコマンドを実行して、手順1で用意したサーバ動作環境ファイルを登録します。lvsetenvコマンドを使用して設定した内容は、lvlstenvコマンドで確認できます。

 各コマンドの詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。

ポイント

リスト管理サーバと管理者ツール間の通信用ポート番号の変更が必要な場合は、プロパティファイルを編集してポート番号を変更します。

 プロパティファイルの編集については、“付録C リスト管理サーバのプロパティファイル”を参照してください。

3.7.1.4 環境構築完了後における設定変更時の設定手順

すでに本章で説明している環境構築を完了している場合は、以下の手順で、サーバ動作環境ファイルを設定します。

手順1:サーバ動作環境ファイルの設定

テキストファイルを用意して、動作環境に必要な情報を設定します。これがサーバ動作環境ファイルになります。

 サーバ動作環境ファイルの記述形式や設定内容については、“付録B サーバ動作環境ファイル”を参照してください。

注意

サーバ動作環境ファイルで指定する各ディレクトリは、lvsetenvコマンドを実行しても作成されません。事前に作成しておく必要があります。その際、各ディレクトリをNFSのファイルシステムには作成しないでください。

参考

テキストファイルのひな型(lvtenv.txt)が、以下の格納場所に用意されています。

「/opt/FJSVlw-sv/etc」ディレクトリ配下

手順2:List Worksサービスの停止

List Worksサービスが起動している場合は、List Worksサービスを停止します。

 List Worksサービスの停止手順については、"設計・運用ガイド"を参照してください。

手順3lvsetenvコマンドの実行

lvsetenvコマンドを実行して、手順1で用意したサーバ動作環境ファイルを登録します。lvsetenvコマンドを使用して設定した内容は、lvlstenvコマンドで確認できます。

 各コマンドの詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。

ポイント

リスト管理サーバと管理者ツール間の通信用ポート番号の変更が必要な場合は、プロパティファイルを編集してポート番号を変更します。

 プロパティファイルの編集については、“付録C リスト管理サーバのプロパティファイル”を参照してください。

手順4List Worksサービスの起動

手順2でList Worksサービスを停止した場合は、List Worksサービスを起動します。

 List Worksサービスの起動手順については、"設計・運用ガイド"を参照してください。