searcher用動作環境ファイルの実行パラメタの意味について説明します。
searcherが出力するエラーの事象のメッセージや通知情報を出力するファイルを格納するディレクトリ名を絶対パスで指定します。
このディレクトリには以下のファイルが作成され、LogFileSwitchパラメタで指定された契機で切り替えられ、LogFileBackupパラメタで指定された数分、循環利用します。また、使用中のファイルのサイズが、LogFileSizeに指定されたサイズ以上になった場合にも切り替えられます。
LogFileSwitchパラメタを指定していない場合
searcher識別子.log
現在のsearcher用動作ログファイル
searcher識別子_世代番号_old.log
世代番号に示す世代前のsearcher用動作ログファイル
LogFileSwitchパラメタを指定している場合
searcher識別子_0_YYYYMMDDhhmm.log
現在のsearcher用動作ログファイル
searcher識別子_世代番号_old_YYYYMMDDhhmm.log
世代番号に示す世代前のsearcher用動作ログファイル
すでにsearcher識別子_世代番号_old.logが存在する場合には上書きされます。
注意
ディレクトリ名には、全角文字は指定できません。
ディレクトリ名を指定するパスには、220バイト以内の文字を指定してください。
ディレクトリ名には、“#”または空白を含むことはできません。
searcher用動作ログファイルの切替えを行うファイルサイズを指定します。指定できる範囲は、0~500です。単位はメガバイトです。
本パラメタを省略した場合、100を指定したものとみなされます。0を指定した場合には、動作ログは採取しません。
searcher用動作ログファイルのバックアップする数を指定します。
バックアップ数としては現在、使用中の動作ログファイルは含めません。
指定できる範囲は、0~100です。0を指定するとバックアップファイルは作成されず、現在使用中のファイルのみが存在します。切替えが発生した場合は、切替えたあとに、切替え前のファイルは削除されます。
searcher用動作ログファイルの切替えを行う日数を指定します。
指定できる範囲は、0~100です。
0を指定すると、LogFileSizeに指定したファイルサイズによって切替えを行います。1以上を指定すると、運用中に午前0時を過ぎた時点、またはプロセス起動時に動作ログファイルの前回の切替え日と異なっているときに切替えを行います。
ただし、LogFileSizeパラメタで指定したファイルサイズを超えた場合、指定した日数に関係なく切替えを行います。
本パラメタを省略した場合は、0を指定したものとみなされます。
searcher用動作ログファイル名は以下のようになります。
searcher識別子名_0_YYYYMMDDhhmm.log:使用中の動作ログファイル
searcher識別子名_1_old_YYYYMMDDhhmm.log:1世代前の動作ログファイル
searcher識別子名_2_old_YYYYMMDDhhmm.log:2世代前の動作ログファイル
YYYYMMDDhhmm(YYYY:年、MM:月、DD:日、hh:時、mm:分)は、動作ログファイルの切替えが発生した日時となります。
“LogFileBackup:2”、“LogFileSwitch:1”を指定
Shunsakuシステムを起動して、2006年4月22日0時を経過した場合、以下のようになります。
shuns01_0_200604211235.log
現在使用中のファイルをリネームして、20060422までのバックアップファイルを作成します。
shuns01_0_200604220000.log shuns01_1_old_200604211235.log
次にShunsakuシステムを起動して、2006年4月23日0時を経過した場合、以下のようになります。
shuns01_0_200604230000.log shuns01_1_old_200604220000.log shuns01_2_old_200604211235.log
次にShunsakuシステムを起動して、2006年4月24日0時を経過した場合、バックアップ数の“2”を超えるため、一番古いファイルが削除され、以下のようになります。
shuns01_0_200604240000.log shuns01_1_old_200604230000.log shuns01_2_old_200604220000.log
ファイルサイズが、途中でLogFileSizeパラメタで指定したサイズを超えた場合
shuns01_0_200604230000.log
ファイルサイズが、LogFileSizeの設定値を超えた場合、過ぎた時刻(2006年4月23日12時34分)をファイル名にして切り替わります。
shuns01_0_200604231234.log shuns01_1_old_200604230000.log
LogFileSwitchパラメタを使用しない場合、ファイル名は以下のように切り替わります。
shuns01.log
ファイルサイズがLogFileSizeの設定値を超えた場合、世代番号を付加します。
shuns01.log shuns01_1_old.log
searcher用性能ログファイルを格納するディレクトリ名を絶対パスで指定します。
このディレクトリには以下のファイルが作成され、PfmFileSwitchパラメタで指定された契機で切り替えられ、PfmFileBackupパラメタで指定された数分、循環利用します。
また、使用中のファイルのサイズが、PfmFileSizeに指定されたサイズ以上になった場合にも切り替えられます。
PfmFileSwitchパラメタを指定していない場合
searcher識別子_pfm.log
現在の性能ログファイル
searcher識別子_pfm_世代番号_old.log
世代番号に示す世代前の性能ログファイル
PfmFileSwitchパラメタを指定している場合
searcher識別子_pfm_0_YYYYMMDDhhmm.log
現在の性能ログファイル
searcher識別子_pfm_世代番号_old_YYYYMMDDhhmm.log
世代番号に示す世代前の性能ログファイル
すでにsearcher識別子_pfm_世代番号_old.logが存在する場合には上書きされます。
注意
ディレクトリ名には、全角文字は指定できません。
ディレクトリ名を指定するパスには、220バイト以内の文字を指定してください。
ディレクトリ名には、“#”または空白を含むことはできません。
searcher用性能ログファイルの切替えを行うファイルサイズを指定します。
指定できる範囲は、0~500です。単位はメガバイトです。
省略した場合、100メガバイトを指定したものとみなされます。
0を指定した場合、性能ログを採取しません。
searcher用性能ログファイルのバックアップする数を指定します。
バックアップ数としては、現在使用中の性能ログファイルは含めません。
指定できる範囲は、0~100です。0を指定すると、バックアップファイルは作成されず、現在使用中のファイルのみが存在します。
切替えが発生した場合、切替えたあとに、切替え前のファイルは削除されます。
性能ログファイルのバックアップ数が、本パラメタに指定した数を超えると、一番古いバックアップファイルが削除されます。
本パラメタを省略した場合は、1世代のみのバックアップを保持します。
searcher用性能ログファイルの切替えを行う日数を指定します。
指定できる範囲は0~100です。0を指定すると、PfmFileSizeに指定したファイルサイズによって切替えを行います。1以上を指定すると、運用中に午前0を過ぎた時点、またはプロセス起動時に性能ログファイルの前回の切り替え日と異なっている場合に切替えを行います。
ただし、LogFileSizeパラメタで指定したファイルサイズを超えた場合、指定した日数に関係なく切替えを行います。
本パラメタを省略した場合は、0を指定したものとみなされます。
searcher用性能ログファイル名は以下のようになります。
searcher識別子名_pfm_0_YYYYMMDDhhmm.log:使用中の性能ログファイル
searcher識別子名_pfm_1_old_YYYYMMDDhhmm.log:1世代前の性能ログファイル
searcher識別子名_pfm_2_old_YYYYMMDDhhmm.log:2世代前の性能ログファイル
YYYYMMDDhhmm(YYYY:年、MM:月、DD:日、hh:時、mm:分)は、性能ログファイルの切替えが発生した日時となります。
searcherで異常が発生した場合のコアファイルを格納するディレクトリ名を絶対パスで指定します。
出力されるコアファイルの大きさは、searcherのメモリ使用量となります。
本パラメタは省略できません。
注意
ディレクトリ名には、全角文字は指定できません。
ディレクトリ名を指定する絶対パスには、220バイト以内の文字を指定してください。
ディレクトリ名には、“#”または空白を含むことはできません。
ディスク検索またはサーチデータのオーバーフロー制御機能を使用する場合のサーチデータファイルを格納するディレクトリ名を絶対パスで指定します。
本パラメタは、システム用動作環境ファイルの“Director”に“SearcherType=Disk”を指定した場合は、省略できません。
また、システム用動作環境ファイルの“Director”の“SearcherMaxMemorySize”を指定した場合も、省略できません。
注意
システム用動作環境ファイルの“Director”に“SearcherMaxMemorySize”を指定した時、そのdirectorに接続するすべてのsearcherのsearcher用動作環境ファイルには、“SearchDataFileFolder”を指定してください。指定されていない場合、Shunsakuの起動が失敗します。詳細については、システム用動作環境ファイルの“Director”のヒントを参照してください。
1サーチサーバ内に2つ以上のsearcherを起動する場合、“SearchDataFileFolder”で指定する格納ディレクトリの配置先ディスクは、searcherごとに別ディスクを指定することを推奨します。別ディスクにすることで、検索時におけるI/O競合を最小限に抑えることができます。
PfmLogParallelThread
searcher用性能ログに並列処理スレッドについての情報の出力形式を指定します。
0: searcherの並列処理スレッドの情報を出力しません。
1: searcherの処理結果の集計情報を採取します。
1つの依頼に対して、searcher内の並列処理スレッドの処理結果の集計が1つだけ出力されます。このとき性能ログファイルの、出力タイプ1、出力情報種別“SUMMARY”の項目名“DetailInfo”に情報が出力されます。
2: searcher内で検索処理、データの変換処理を行う並列処理スレッドごとの情報を採取します。性能ログファイルには1を指定した場合の情報に加え、1つの依頼に対して、searcherの並列処理スレッドの処理結果がsearcherの並列度数分だけ出力されます。このとき性能ログファイルに出力される情報は出力タイプ4で、出力情報種別は“SEARCHER-THREAD”です。
出力タイプと出力情報種別については、“G.2.4 searcherの性能ログ”を参照してください。
ポイント
1を指定した場合、searcher内の並列処理スレッドの処理結果の集計だけが出力されるので、ログ量を軽量化できます。ログ量については、“G.2.4 searcherの性能ログ”を参照してください。
PfmLogSearchTargetData
searcher用性能ログに検索時に検索対象データの情報を出力するかを指定します。
0: 検索処理時に、検索対象データの情報を出力しません。
1: 検索処理時に、検索対象データの情報を出力します。