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Big Data Integration ServerV1.2.0 検索編導入・運用ガイド
FUJITSU Software

2.2.6 ネットワークの設計

Shunsakuシステムを運用するためのネットワークを設計します。

IPアドレスの設計

Shunsakuは、IPv6またはIPv4のいずれのネットワーク環境でも運用できます。

Shunsakuを構成する各種サーバ間(ディレクタサーバ、サーチサーバ、ソートサーバ)は、IPv6、またはIPv4で統一することを推奨します。

ポイント

IPv6アドレスのサーバとIPv4アドレスのサーバを混在して使用する場合、使用するすべてのサーバ(ディレクタサーバ、サーチサーバおよびソートサーバ)は、IPv6とIPv4の両方を使用可能に設定しておく必要があります。

ネットワークの設定例を以下に示します。

注意

指定できるIPアドレスの値については、“A.1 システム用動作環境ファイルの実行パラメタ”で確認してください。


ポート番号の設計

ShunsakuのAPIからの要求を受け付けるポート番号およびプロセス間通信用のポート番号を指定します。ポート番号は、OSが動的使用する番号と重複しない番号を指定します。

各ポート番号は、システム用動作環境ファイルの以下のパラメタに指定します。

ポート番号の種類

システム用動作環境ファイルで指定するパラメタ名

ShunsakuのAPIからの要求を受け付けるポート番号

Conductor

conductorからの要求を受け付けるポート番号

Sorter

searcherへの検索要求を発行するポート番号

Director

searcherへの更新要求を発行するポート番号

Director

要求受付ポート番号

Director

directorからの要求を受け付けるポート番号

Searcher

AlternativeSearcher

参照

ポート番号の詳細については、“A.1 システム用動作環境ファイルの実行パラメタ”の“Conductor”を参照してください。


ファイアウォールの設計

マルチサーバ構成でShunsakuシステムを構成し、OSのファイアーウォール機能などを有効にする場合は、Shunsakuシステム内のサーバ間で、特定のポートに対し通信を可能にする必要があります。詳細は、“付録E ファイアーウォールについて”を参照してください。