連結機能のメモリ見積り式の記号を説明します。
変数 | 意味 | 単位 |
---|---|---|
N | 連結する全入力マスタファイルのレコード数 | 件数 |
L | 1レコードの最大長 (注1) | バイト |
A | 連結条件に指定した入力マスタファイル側の項目の平均データサイズ(注2) | バイト |
B | 出力項目に指定した入力マスタファイル側のK略称および仮想項目の平均データサイズ(注3) | バイト |
C | 出力項目に指定した入力ジャーナルファイル側のK略称の示すデータの平均長 | バイト |
α | 連結キーの係数 (注4) | 0 < α < 1 |
β | データの繰返し数(平均) (注5) | β ≧ 1 |
MK | 連結条件に指定した入力マスタファイル側のK略称数 | 個 |
MO | 出力項目に指定した入力マスタファイル側のK略称数 | 個 |
JK | 出力項目に指定した入力ジャーナルファイル側のK略称数 | 個 |
P | 並列数(注6) | 個 |
V | 仮想項目定義数 | 個 |
VC | 仮想項目の関係式に指定するリテラルのバイト数(注7)の合計 | バイト |
MM | 連結機能で使用するメモリサイズ(注8) | メガバイト |
Σ | 入力マスタファイル総使用メモリ量(注9) | バイト |
NM | 連結する入力マスタファイルのレコード数(注10) | 件数 |
AM | バイト | |
BM | バイト | |
VM | 件数 | |
MKM | 連結条件に指定した入力マスタファイル側のK略称数(注10) | 個 |
MOM | 出力項目に指定した入力マスタファイル側のK略称数(注10) | 個 |
1レコードの最大長を指定してください。ただしエラーデータ出力機能を使用しない場合、0を指定してください。
連結条件に指定した項目の平均データサイズを指定します。
K略称、文字列型の仮想項目、substr関数、rtrim関数を指定した場合、および+演算子により左記を組み合わせた場合: +演算子によって結合された全体の文字列分のバイト長(平均)
val関数、数値関数、および数値型の仮想項目の場合: 16
date型指定、日付値関数、および日付型の仮想項目の場合: 6
time型指定、時刻関数、および時刻型の仮想項目の場合: 3
datetime型指定、日時値関数、および日時型の仮想項目の場合: 9
出力項目に指定した入力マスタファイル側のK略称、および仮想項目のデータ長の合計を指定します。
1つずつのデータ長は以下のように求めます。
K略称と文字列型仮想項目のデータ長が4バイト以下の場合 : 0
K略称と文字列型仮想項目のデータ長が5バイト以上の場合 : K略称や文字列型仮想項目が示すデータの文字数分のバイト長
数値型、日付型、時刻型、日時型の仮想項目のデータ長 : 0
入力マスタファイルの連結条件に指定したK略称の示すデータの内容に依存します。
キーの後半に値の変化が多い場合:0.4
例:(000001、000002、000012、000125など)
キーの前半に値の変化が多い場合:0.6
例:(100-001、210-001、321-001など)
キーの全体に値の変化が多い場合:0.8
例:(123456、234512、912384など)
以下の場合、データの繰返し数の平均を指定します。
入力ジャーナルファイル側で指定したデータと照合するデータが入力マスタファイル側に複数存在する場合
出力単位ノードを指定した場合
C APIの場合は、1を指定します。
コマンドの場合は、replace用動作環境ファイルのJnlFileパラメタおよび、ParallelNumパラメタの指定によって決定します。詳細は“リファレンス集”の“replace用動作環境ファイル”のParallelNumパラメタを参照してください。
リテラルのバイト数は、以下のように計算します。
文字列リテラルの場合のデータ長:指定したリテラルのバイト数
数値リテラルの場合のデータ長:16
日付リテラルの場合のデータ長:6
時刻リテラルの場合のデータ長:3
日時リテラルの場合のデータ長:9
EMPTYの場合のデータ長:0
コマンドの場合
連結条件ファイルのMemorySizeパラメタに指定された値を指定してください。
C APIの場合
AsisSetEnvReplace関数の呼出し時に指定したMemorySizeパラメタを指定してください。
見積り式には、メガバイト値を指定してください。バイトに換算する必要はありません。
入力マスタファイルの種類ごとに以下の式で使用メモリ量を算出し、その値の総計を指定します。
(176 + AM) × VM × MKM + NM × (40 + BM + (MOM × 32))
上記変数には、入力マスタファイルの種類ごとの値を使用します。
入力マスタファイルの種類が複数ある場合(例:顧客マスタと商品マスタなど)、その種類ごとの値を指定します。
K略称に指定した項目の内容が、マスタファイルの種類内で一意の場合
マスタファイルのレコード数を指定します。
K略称に指定した項目の内容が、マスタファイルの種類内で一意でない場合
マスタファイルのレコード数から重複するレコード数を引いた値を指定します。