対象バージョンレベル
Windows版:V5.0L10以降
Solaris版:5.0以降
Linux版:5.2、V10.0L10以降
Linux for Itanium版:V12.0L10以降
HP-UX版:5.1以降
AIX版:5.1以降
DS版:V20L10
対処1
確認ポイント
[ジョブネットのプロパティ]ウィンドウ-[メッセージ]シートで、待ち合わせ条件として[いずれかのメッセージ事象が発生した時に起動]が設定されていませんか
対処方法
すべてのメッセージ事象を待ち合わせる場合は、[すべてのメッセージ事象が発生した時に起動]を選択してください。
対処2
確認ポイント
意図しない他のジョブネットから、メッセージ事象を発生させていませんか
対処方法
他のジョブネットからメッセージ事象が発生していないか確認してください。
対処3
確認ポイント
待ち合わせているメッセージ事象が残っていませんか
原因
“4.2.3 メッセージ事象と起動時刻で待ち合わせるジョブネットが意図しない時間に起動されてしまう”の対処2で説明した原因と同様の原因が考えられます。
メッセージ事象の発生のみを起動条件としているジョブネットは、メッセージ事象ごとに発生回数がカウントされます。
メッセージ事象は、以下の例のように発生回数がカウントされます。過去に、メッセージ事象が余分に発生していたり、ジョブネットの起動操作によりメッセージ事象が残っていたりする場合は、その日に発生すべきメッセージ事象がそろわなくても、以前のメッセージとの組合せによりジョブネットが起動されてしまう場合があります。
例えば、msg-aとmsg-bがそろうことを待ち合わせているジョブネットで、12/1にmsg-aが2回、msg-bが1回発生したと仮定します。12/1にmsg-a,msg-bのメッセージ事象がそろったため、ジョブネットは起動されますが、msg-aが1回余分に発生したままの状況となっています。翌日の12/2に、msg-a,msg-bが1回ずつ発生するとした場合、msg-bが発生すれば、msg-aが未発生の状況でもジョブネットが起動されてしまいます(msg-aは前日分が残っているため)。その後msg-aが発生すると、その翌日もmsg-bが発生するだけでジョブネットが起動される動作となります。
対処方法
“4.2.3 メッセージ事象と起動時刻で待ち合わせるジョブネットが意図しない時間に起動されてしまう”の対処2で説明した対処方法を実施してください。
jobschprint -aコマンドの実行結果(jobschprintコマンド実行時点で発生済みのメッセージ事象には“*”マークが表示されます)、または[メッセージ事象一覧]ウィンドウで、現状のメッセージ事象の発生状況を確認します。本日、発生していないはずのメッセージ事象が通知済みの場合は過去のメッセージ事象が残存しているものと考えられるため、jobschmsgclearコマンドによりクリアしてください。