対象バージョンレベル
Windows版:V5.0L10以降
Solaris版:5.0以降
Linux版:5.2、V10.0L10以降
Linux for Itanium版:V12.0L10以降
HP-UX版:5.1以降
AIX版:5.1以降
DS版:V20L10
対処1
確認ポイント
[起動時刻の到来を待つ]がチェックされていますか
原因
[起動時刻の到来を待つ]がチェックされていない場合、ジョブネットの時刻条件と、メッセージの待ち合わせ条件は別々の起動条件として扱われるため、起動時刻の到来のみ、あるいは、メッセージ事象の発生のみの条件で起動されます。
対処方法
[ジョブネットのプロパティ]-[メッセージ]シートで、[起動時刻の到来を待つ]がチェックされているか確認してください。
対処2
確認ポイント
待ち合わせているメッセージ事象が残っていませんか
原因
メッセージ事象は、以下の例のように発生回数がカウントされます。過去に、メッセージ事象が余分に発生していたり、ジョブネットの起動操作によりメッセージ事象が残っていたりする場合は、その日に発生すべきメッセージ事象がそろわなくても、以前のメッセージとの組合せによりジョブネットが起動されてしまう場合があります。
例えば、毎日、起動予定時刻(9:00)の到来と、メッセージ事象の発生を契機に起動するジョブネットを登録します。ここで、4/1に待ち合わせているメッセージ事象が、ジョブネットの起動後に発生した場合、そのメッセージ事象の発生は認識されます。この結果、4/2 9:00の到来によって、ジョブネットが起動し、トラブルにいたる場合があります。
対処方法
jobschprint -aコマンドの実行結果(jobschprintコマンド実行時点で発生済みのメッセージ事象には“*”マークが表示されます)、または[メッセージ事象一覧]ウィンドウで、現状のメッセージ事象の発生状況を確認します。
本日、発生していないはずのメッセージ事象が通知済みの場合は過去のメッセージ事象が残存しているものと考えられるため、jobschmsgclearコマンドによりクリアしてください。
対処3
確認ポイント
メッセージ事象をjobschmsgclearコマンドでクリアしようとしたときに、jobschmsgclearコマンドの実行ユーザに、メッセージ事象をクリアする権限がない状態のため、メッセージが残っていませんか
対処方法
メッセージ事象をクリアする場合は、ジョブネットが属するプロジェクトのアクセス権として、jobschmsgclearコマンドの実行ユーザに操作権を与えてください。