対象バージョンレベル
Windows版:V5.0L10以降
Solaris版:5.0以降
Linux版:5.2、V10.0L10以降
Linux for Itanium版:V12.0L10以降
HP-UX版:5.1以降
AIX版:5.1以降
DS版:V20L10
対処1
確認ポイント
メッセージ事象が発生した後に、起動予定(起動日)、ジョブネットの情報を変更していませんか
原因
メッセージ事象が発生した後、起動時刻が到来する前に以下の変更を実施した場合、ジョブスケジューラはジョブネットの起動予定の再作成(再スケジューリング処理)を実施します。
ジョブネットの起動日の変更
[ジョブネットのプロパティ]ウィンドウで情報を変更
ジョブネットの一時変更の情報の設定/変更/解除
運用予定
基準ジョブネットの起動条件の変更(注)
この再スケジューリング処理により、発生していたメッセージ事象はクリアされます。そのため、起動時刻が到来してもジョブネットは起動されません。
[ジョブネットのプロパティ]ウィンドウ-[起動日]シートにおいて、[起動日](【V13.4.0以降の場合】)/[基準情報](【V13.3.1以前の場合】)で[他ジョブネット]を利用している場合、選択している基準ジョブネットの起動条件を変更したときも、起動予定の再作成を実施します。選択している基準ジョブネットの起動条件を変更した場合とは、以下のような場合です。
ジョブネットの起動日の変更
[ジョブネットのプロパティ]ウィンドウで情報を変更
ジョブネットの一時変更の情報の設定/変更/解除
[運用予定]ウィンドウで起動日を変更
対処方法
ジョブネット情報を変更する場合は、ジョブネットの運用に影響を与えないタイミングで変更してください。
対処2
確認ポイント
jobschmsgclearコマンドでメッセージ事象をクリアしていませんか
対処方法
jobschmsgclearコマンドの実行は、ジョブネットの運用に影響を与えないタイミングで行ってください。
jobschmsgeventコマンドで再びメッセージ事象を発生させることも可能ですが、他のジョブネットへの影響も考慮してください。
対処3
確認ポイント
起動時刻が到来した時点で、サーバが停止していませんか
原因
[ジョブネットのプロパティ]ウィンドウ-[基本情報]シートで電源未投入時の処置として電源投入時に起動のチェックがされていない場合、サーバ起動時点でその日の起動予定がスキップされます。
対処方法
[ジョブネットのプロパティ]ウィンドウ-[基本情報]シートで電源未投入時の処置として電源投入時に起動のチェックをすると、次回のジョブスケジューラ起動時にジョブネットが起動します。