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Interstage Charset Manager Standard Edition Web入力 Agent V9 コマンドリファレンス JSVRFX編
FUJITSU Software

1.1.1 表示/入力に共通の作業

業務アプリケーションに、以下の2種類のJSVRFXのJavaScript/CSSライブラリをロードします。

必ずロードするJavaScript/CSSライブラリ

以下の2つをロードします。

  • /JSVRFX/jsvrfx.js

  • /JSVRFX/jsvrfx.css

運用文字コードおよびフォントに応じてロードするJavaScript/CSSライブラリ

"/JSVRFX"コンテキスト内の以下のJavaScript/CSSライブラリを2つロードします。

運用文字コード/フォント

MS 明朝
(クライアントフォント)

FJCM明朝体
(Webフォント)

FUJ明朝体
(Webフォント)

Unicode(2004MS)

jsvrfx_unicode2004ms.js

jsvrfx_msmincho.css

jsvrfx_unicode2004ms.js

jsvrfx_fjcmmincho.css

Unicode-JEF

jsvrfx_unijef.js

jsvrfx_fujmincho.css

注意

  • 「-」で示される箇所は、運用文字コードとフォントに整合性がないため、利用することはできません。

  • FJCM明朝体(Webフォント)およびFUJ明朝体(Webフォント)を利用する場合は、マルチ文字コードオプションを別途導入する必要があります。

  • FJCM明朝体(Webフォントを利用する場合は、MS 明朝(Version5.30)で追加された文字は表示されません。

スマートデバイスでの利用

スマートデバイスとPCクライアントで、内字も含めた字形を統一する場合は、FJCM明朝体(Webフォント)またはFUJ明朝体(Webフォント)を利用する必要があります。

外字のみ統一し、内字にスマートデバイスやPCクライアントのフォントを使用する場合は、「任意フォントの利用について」を参照し、内字に使用するフォントを指定してください。

運用文字コードが「Unicode(2004MS)」で、フォントに「MS 明朝」を利用する場合

<script src="/JSVRFX/jsvrfx.js" charset="utf-8"></script>                  (1)
<script src="/JSVRFX/jsvrfx_unicode2004ms.js" charset="utf-8"></script>    (2)
<link rel="stylesheet" type="text/css" href="/JSVRFX/jsvrfx.css">          (3)
<link rel="stylesheet" type="text/css" href="/JSVRFX/jsvrfx_msmincho.css"> (4)

(1) JavaScriptライブラリファイルをロード

(2) Unicode(2004MS)のJavaScriptライブラリファイルをロード

(3) CSSライブラリファイルをロード

(4) MS 明朝のCSSライブラリファイルをロード

参考

  • FJCM明朝体とは、JIS規格「JIS X 0213:2004」に対応した富士通デザインのフォントです。FJCM明朝体は、MS 明朝(Version 5.01)の文字セットを収容していることから、運用文字コードUnicode(2004MS)を表現することができます。

  • FUJ明朝体とは、Unicode-JEFを表現できる富士通デザインのフォントです。JEF拡張漢字サポートのUnicode-JEF明朝フォントと同等のフォントです。JEF拡張漢字サポートのマニュアルを参照してください。

  • マルチ文字コードオプションでは、FJCM明朝体およびFUJ明朝体をWebフォントの形式で同梱し、マルチデバイスで利用できるよう提供しています。

注意

  • マルチ文字コードオプションが提供するFJCM明朝体およびFUJ明朝体のWebフォントは、Charset-Web入力を適用した業務アプリケーションでのみ利用可能です。クライアントアプリケーションや、他のミドルウェアから利用することはできません。

任意フォントの利用について

CSSライブラリのフォント以外を利用する場合は、以下の手順により、jsvrfx_customfont.cssを修正し使用してください。

  1. フォントに応じてロードするCSSライブラリに、jsvrfx_customfont.cssを指定する。

    Unicode(2004MS)において、任意フォントを利用する場合

    <script src="/JSVRFX/jsvrfx.js" charset="utf-8"></script>
    <script src="/JSVRFX/jsvrfx_unicode2004ms.js" charset="utf-8"></script>
    <link rel="stylesheet" type="text/css" href="/JSVRFX/jsvrfx.css">
    <link rel="stylesheet" type="text/css" href="/JSVRFX/jsvrfx_customfont.css">     <!-- ★変更する -->
  2. jsvrfx_customfont.cssのlocalの値を変更する。

    MS Gothicを利用する場合

    @font-face {
        font-family:JSVRFXMincho;
        src: local("MS Gothic");     /* ★localの値を変更する */
    ...(省略)

注意

任意フォントの利用にあたっては、以下の点に注意してください。

  • お客様の文字要件を確認し、文字セットおよび字形差等に十分な配慮した上で、フォント変更の要否を判断してください。

    • 本製品が前提とするフォントと字形が異なる場合があるため、入力機能において、画数などの属性が異なる場合があります。

    • 指定したフォントが運用文字コードの文字セットを包含していない場合、文字化けが発生します。運用文字コードと任意フォントが収容する文字セットの整合性が取れていることを確認してください。

  • CSS3の知識を有する技術者が変更を実施してください。

  • src属性のlocal指定のみ編集可とします。それ以外の属性は編集しないでください。

  • 以下の場合、サポートすることはできません。ご了承ください。

    • src属性のlocal指定以外を変更している場合

    • クライアントにインストールされていないフォントを指定している場合

    • jsvrfx_customfont.cssの初期値の状態では発生せず、属性変更後でのみ発生するトラブル事象の場合