ここでは、辞書反映ツールの動作環境を設定するために使用するファイル"PutIntoOperation.conf"について説明します。
◆設定ファイル
Charset-Web入力のインストール先\pio\PutIntoOperation.conf
◆設定ファイルを手動で変更する際の注意
設定ファイルを編集する際には、次の点に注意してください。
◆設定項目の一覧
PIO_ADOPTED_CHARSET |
説明 | 運用文字コードに応じて、次のように設定します。 - シフトJIS(MS)
EJ_SJIS
- Unicode(MS)
EJ_UNICODE
- Unicode(2004MS)
EJ_UNICODE2004MS
- シフトJIS(MS)のエンコード形式
EJ_SJIS_ENC
- Unicode(MS)のエンコード形式
EJ_UNICODE_ENC
- JEF
EJ_JEF
- Unicode-JEF
EJ_UNIJEF
- Unicode-JEFのエンコード形式
EJ_UNIJEF_ENC
- KEIS
EJ_KEIS
- JIPS
EJ_JIPS
- DBCS-Host
EJ_DBCS
- 基盤コード
EJ_KIBAN
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設定例 | EJ_UNICODE |
注意事項 | 環境ファイル(Users.properties)のCHARACTER.CHARSETNAMEと同じ値を設定します。 |
PIO_CONVERT_PATH |
説明 | Charset-Web入力は、資源管理サーバより配付された日本語資源を内部データベース用の形式に変換します。その変換結果を一時的に出力するフォルダを記述します。 |
設定例 | C:\\TemporaryData |
注意事項 | この項目に指定されたフォルダ内のファイルは、辞書反映ツールの実行終了時に全て削除されます。必ず、作業用のフォルダ(空のフォルダ)を指定してください。 フォルダのパスの区切り記号"\"は、重ねて記述する必要があります。(例:"C:\\Foo\\Bar") ローカルのディスク上に存在するパスを指定してください。ドライブ割り当ての有無に関わらず、ネットワーク上にあるパスを指定することはできません。 パスには、Windowsでパスに使用できる文字のうち、ASCIIの範囲のみを使用することができます。
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PIO_DB_NAME |
説明 | 内部データベースのセットアップ時に指定したデータベース名を記述します。 |
設定例 | JSVR |
注意事項 | ありません。 |
PIO_DB_SCHEMA |
説明 | 内部データベースのセットアップ時に指定したスキーマ名を記述します。 |
設定例 | JSVR |
注意事項 | ありません。 |
PIO_DIST_PATH |
説明 | 運用辞書の配付先フォルダを指定します。 |
設定例 | C:\\Program Files\\CharMGR\\ADJUST\\WebData |
注意事項 | フォルダのパスの区切り記号"\"は、重ねて記述する必要があります。(例:"C:\\Foo\\Bar") ローカルのディスク上に存在するパスを指定してください。ドライブ割り当ての有無に関わらず、ネットワーク上にあるパスを指定することはできません。 通常の運用(業務名による運用)では、辞書反映ツール自身がPIO_GYOMU_NAMEの値から配付先フォルダのパスを自動判定するため、PIO_DIST_PATHの値を記述する必要はありません。何らかの理由で、配付先フォルダの直接指定による運用を行う場合に、手動で値を記述してください。その場合には、PIO_GYOMU_NAMEに値を設定しないでください。 パスには、Windowsでパスに使用できる文字のうち、ASCIIの範囲のみを使用することができます。 「使用手引書 日本語資源適用編」の「表2.1 部門サーバへの配付資源」に記載されている"Charset-Web入力資源用ディレクトリ"を指定してください。
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PIO_FONT_PATH |
説明 | フォントの反映先フォルダを指定します。 |
設定例 | C:\\Program Files\\JapanistSVR\\fonts |
注意事項 | |
PIO_GYOMU_NAME |
説明 | Charset-Web入力を運用するための業務の「業務名」を記述します。 |
設定例 | WebInput-Gyomu |
注意事項 | |
PIO_LOG_PATH |
説明 | ログファイル出力用フォルダのパスを記述します。 Charset-Web入力インストールフォルダの下の"logs"フォルダを指定します。 |
設定例 | C:\\Program Files\\JapanistSVR\\logs |
注意事項 | フォルダのパスの区切り記号"\"は、重ねて記述する必要があります。(例:"C:\\Foo\\Bar") ローカルのディスク上に存在するパスを指定してください。ドライブ割り当ての有無に関わらず、ネットワーク上にあるパスを指定することはできません。 設定したフォルダが、Charset-Web入力の運用前に作成済みであることを確認してください。
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◆各設定項目の記述例
PIO_CONVERT_PATH=C:\\TemporaryData
PIO_DB_NAME=JSVR
PIO_DB_SCHEMA=JSVR
PIO_DIST_PATH=C:\\Program Files\\CharMGR\\ADJUST\\WebData
PIO_FONT_PATH=C:\\Program Files\\JapanistSVR\\fonts
PIO_LOG_PATH=C:\\Program Files\\JapanistSVR\\logs
PIO_ADOPTED_CHARSET=EJ_UNICODE
PIO_GYOMU_NAME=WebInput-Gyomu