印刷資源運用は、印刷資源(オーバレイ、FCB、外字、VSP固有資源など)を一元管理することにより、ネットワーク環境でのプリンタ運用やList Worksの運用をスムーズに行えるようにします。
印刷資源運用は、印刷資源を「印刷資源管理」に登録するまでと、印刷資源を配付・適用する2つのフェーズにわけられます。
図4.21 印刷資源運用
図内の1,2,3およびa、bは、本文の英数字に対応しています。
資源管理サーバに印刷資源を登録する方法には、以下の3つがあります。
ファイルから登録する
グローバルサーバ上のADJUSTを使用して、印刷資源を一般ファイルに変換します。
変換したファイルは、汎用のファイル転送プログラムで資源管理サーバに転送し、印刷資源管理機能の管理下に登録します。パソコンで作成したオーバレイのファイルを登録することもできます。
登録できる資源数に制限はありません。
印刷資源管理機能の「登録」の操作によって登録します。
WSMGRを使って登録する
資源管理サーバ上のWSMGRを使用して、グローバルサーバから印刷資源を取り出し、登録します。KOL1/KOL5オーバレイと、FCBを取り出すことができます。
登録できる資源数に制限はありません。
印刷資源管理機能の「ホストからのダウンロード」の操作によって登録します。
グローバルサーバのDRMSを使って登録する
グローバルサーバのDRMSを使用して資源管理サーバへ印刷資源を転送し、登録します。
転送できる資源は、KOL1/KOL5オーバレイ、FCB、および外字です。
登録できる資源数に制限はありません。
DRMSの操作によって、印刷資源管理に印刷資源を自動的に登録します。そのため、DRMSの環境定義、および、Centric Managerの環境定義をあらかじめ行っておく必要があります。
資源管理サーバから部門サーバへ印刷資源を配付する方法には、以下の2つがあります。
ファイルの取り出しによる配付
配付対象の資源を一時ファイルに取り出し、部門サーバに配付・適用します。
Charset Managerの印刷資源管理機能でファイルを取り出すと、印刷資源を適用するためのバッチファイルが自動的に作成されます。
部門サーバがWindows系サーバの場合、この適用バッチファイルを部門サーバで実行することにより、印刷資源を適用することができます。
部門サーバがUNIX系サーバの場合には、適用バッチファイルではなく、適用コマンド(qgfapplyコマンド)を実行します。
Centric Managerによる配付(Windows版のみ)
Centric Managerと連携して、印刷資源を自動的に部門サーバへ配付・適用します。
印刷資源管理機能の「資源配付連携」の操作によって行います。
この場合、Centric Managerが部門サーバ上に必要となり、あらかじめ環境定義を行う必要があります。