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Interstage Charset Manager Standard Edition V9 インストールガイド
FUJITSU Software

4.4.1 資産バックアップコマンド

Charset Managerの資産をバックアップします。旧バージョンの資産もバックアップすることができます。

対象製品とOSは、以下のとおりです。

表4.2 資産バックアップコマンドの対象製品

製品

V/L

対象OS

Charset Manager-M(x86版)
Charset Manager-A(x86版)
Charset Manager-CL(x86版)

V9.3.1/V9.4.0/V9.5.0/V9.5.1/V9.6.0

Windows Server 2019
Windows Server 2016
Windows Server 2012
Windows 10
Windows 8.1

Charset Manager-A(x64版)

V9.3.1/V9.4.0/V9.5.0/V9.5.1/V9.6.0

Windows Server 2019
Windows Server 2016
Windows Server 2012
Windows 10の64ビット版
Windows 8.1の64ビット版

Charset Manager-M(x64版)
Charset Manager-CL(x64版)

V9.4.0/V9.5.0/V9.5.1/V9.6.0

4.4.1.1 使用方法

事前の準備作業

正しく資産をバックアップするために、以下の作業をしておくことを推奨します。

  • Charset Managerのサービスを停止する

  • Charset Managerを使用しているプログラムを停止する

本バージョンの資産をバックアップする場合

以下のコマンドを実行してください。

Charset Managerのインストールディレクトリ\TOOL\F5ATDBAK.exe -d バックアップディレクトリ名 [-s]
旧バージョンの資産をバックアップする場合

旧バージョンがインストールされているマシンの装置に、本バージョンのインストール媒体を挿入し、以下のコマンドを実行してください。

[インストール媒体]\cm\packages\Windows\TOOL\F5ATDBAK.exe -d バックアップディレクトリ名 [-s]

4.4.1.2 コマンドインターフェース

■呼び出し形式

F5ATDBAK.exe -d バックアップディレクトリ名 [-s]

■パラメの説明

-d バックアップディレクトリ名

資産をバックアップするディレクトリ名を指定します。省略はできません。
バックアップディレクトリ名は、絶対パスで指定してください。パスの長さは、25バイト以内です。
存在しないディレクトリを指定した場合には、エラーとなります。
ここで指定したバックアップディレクトリの配下に、BAKディレクトリを作成し、そこに資産をバックアップします。BAKディレクトリが存在するディレクトリを指定した場合、BAK_OLDに変名し1世代だけ保存して、バックアップを行います。

-s

Charset Managerのサービスが起動していた場合、停止してからバックアップを行い、バックアップ終了後にサービスを起動します。省略した場合、停止せずにバックアップを行います。

4.4.1.3 復帰情報

■復帰コード

0

正常終了

0以外

異常終了

■出力メッセージ

メッセージは以下の形式で標準エラー出力に出力されます。

[mm/dd/yyyy_hh:mm:ss] FSP_INTS-CM_F5ATDBAK: エラー種別: 復帰コード: メッセージ本文

復帰
コード

エラー種別

メッセージ内容

0

INFO

本文

正常終了しました。

意味

バックアップが正常に終了しました。

1

ERROR

本文

日本語資源管理が起動されています。

意味

日本語資源管理が起動されています。

対処

日本語資源管理を終了してから、再度バックアップを行ってください。

2

ERROR

本文

資産バックアップ/資産リストアが既に起動されています。

意味

資産バックアップ/資産リストアが既に起動されています。

対処

資産バックアップ/資産リストアを終了してから、再度バックアップを起動してください。

3

ERROR

本文

印刷資源管理が起動されています。

意味

印刷資源管理が起動されています。

対処

印刷資源管理を終了してから、再度バックアップを行ってください。

4

ERROR

本文

印刷資源適用が起動されています。

意味

印刷資源適用が起動されています。

対処

印刷資源適用を終了してから、再度バックアップを行ってください。

10

ERROR

本文

領域確保に失敗しました。(詳細メッセージ)

意味

メモリ獲得ができませんでした。

対処

システムのメモリ使用量を確認し、他のプログラムが終了してから、再度バックアップを行ってください。

11

ERROR

本文

パラメーターがありません。

意味

バックアップコマンドのパラメーターが指定されていません。

対処

正しいパラメーターを指定して、実行してください。

12

ERROR

本文

不正なパラメーターがあります。

意味

バックアップコマンドのパラメーターが正しく指定されていません。

対処

正しいパラメーターを指定して、実行してください。

13

ERROR

本文

バックアップディレクトリは25バイト以内にしてください。

意味

バックアップディレクトリの長さが、制限値を超えています。

対処

バックアップディレクトリの長さは、25バイトを超えないように、指定してください。

14

ERROR

本文

指定したバックアップディレクトリが存在しない、または権限がありません。

意味

指定したバックアップディレクトリが存在しない、または書き込み/アクセス権限がありません。

対処

以下について確認してください。

  • バックアップディレクトリ名がフルパスで指定されているか

  • 指定したバックアップディレクトリが存在するか

  • 指定したバックアップディレクトリに書き込み/アクセス権限があるか

15

ERROR

本文

同一パラメーターが複数指定されました。

意味

バックアップコマンドのパラメーターに同一のパラメーターが複数指定されました。

対処

同一パラメーターは、複数指定できません。指定したパラメーターを確認し、再度実行してください。

16

ERROR

本文

必須パラメーターがありません。

意味

必須パラメーターがありません。

対処

正しいパラメーターを指定して、実行してください。

18

ERROR

本文

旧製品がインストールされていません。

意味

旧製品がインストールされていません。

対処

資産をバックアップする対象の旧製品がインストールされていません。

19

ERROR

本文

インストールされている製品の情報取得に失敗しました。(詳細メッセージ)

意味

インストールされている製品の情報取得に失敗しました。

対処

正しくインストールされているか確認してください。

21

ERROR

本文

処理対象のOSではありません。

意味

処理対象のOSではありません。

対処

このOSではバックアップコマンドは起動できません。

25

ERROR

本文

バックアップディレクトリの保存に失敗しました。(詳細メッセージ)

意味

バックアップディレクトリへの保存に失敗しました。

対処

ファイルシステムに空きがあるか、またアクセス権限を確認してください。

27

ERROR

本文

サービスの停止に失敗しました。(詳細メッセージ)

意味

サービスの停止に失敗しました。

対処

サービスが正しく起動されているか確認してください。

28

ERROR

本文

サービスの起動に失敗しました。(詳細メッセージ)

意味

サービスの起動に失敗しました。

対処

サービスの状態を確認してください。

29

ERROR

本文

バックアップに失敗しました。(詳細メッセージ)

意味

バックアップに失敗しました。

対処

Charset Managerのインストールディレクトリまたは管理ディレクトリのアクセス権限やレジストリのアクセス権限を確認してください。
詳細メッセージが「CHARSET_REG_DATA:130」である場合、必要なパッチが適用されていない可能性があります。詳しくは、“4.4.1.4 注意事項”を参照してください。

999

ERROR

本文

異常終了しました。

意味

異常終了しました。

対処

必要な情報を採取し、弊社技術員に連絡してください。

■弊社技術員に連絡する場合に採取する情報

4.4.1.4 注意事項