クライアントのインストール方法は、GUI操作によるインストールと、コマンド操作によるインストール(サイレントインストール)の二通りがあります。
これらは、次のように使い分けると便利です。
→GUI操作によるインストール
→ サイレントインストール
GUI操作によるインストールを行う際は、“1.6.1.1 GUI操作によるインストール”を参照してください。サイレントインストールを行う際は、“1.6.1.2 サイレントインストール”を参照してください。
クライアントのインストール手順を以下に示します。
7)旧製品の引き継ぎ情報設定(注1)
8)Charset-入力アシストのインストールディレクトリの選択(注2)
10)Charset-入力アシストの初期ユーザー資源作成方法の選択(注2)
注1)旧製品がインストールされている場合にのみ、本画面が表示されます。
注2)「クライアント(入力機能付き)」を選択した場合に、本画面が表示されます。
1)初期画面
Charset Manager-CLのインストール媒体を装置にセットすると、Autorunによるインストールが実行されます。
[インストール]-[Charset Manager]を選択すると、クライアント機能のみをインストールします。
[インストール]-[Charset Manager(入力機能付き)]を選択すると、クライアント機能とCharset-入力アシストをインストールします。
[インストール]-[入力機能]を選択すると、Charset-入力アシストのみをインストールします。以降のインストール手順については、“1.6.2.1 GUI操作によるインストール”を参照してください。
注意
旧バージョンのCharset-入力アシストがインストールされているマシンで、Charset Manager(入力機能付き)を選択した場合、エラーとなります。あらかじめCharset-入力アシストをアンインストールしてから、インストールしてください。
Charset Manager(入力機能付き)を選択した場合、Charset-入力アシストのカスタムインストールはできません。Charset-入力アシストのカスタムインストールをしたい場合には、入力機能を選択して、インストールしてください。
参考
インストール媒体のルートディレクトリから「autorun.exe」を実行すると、初期画面が表示されます。
注意
旧製品(Charset Managerの旧バージョン)が既にインストールされている場合、以下の画面が表示されます。本画面で、旧製品をアンインストールするか確認します。
[はい]ボタンをクリックすると、インストールを継続します。
[いいえ]ボタンをクリックすると、インストールを中止します。
旧製品のアンインストール確認は、アンインストール開始前にも表示されます。
2)ようこそ
3)オプションコンポーネントのインストール
オプションコンポーネントをインストールするか選択する画面が表示されます。
オンラインマニュアルをインストールする場合に選択します。
[次へ]ボタンをクリックすると、“4)外字利用環境設定”に進みます。
[戻る]ボタンをクリックすると、“2)ようこそ”に戻ります。[キャンセル]ボタンをクリックすると、インストールを中止します。
参考
オプションコンポーネントはインストール後に追加/削除ができます。詳しくは、“第2章 コンポーネントの追加と削除”を参照ください。
ポイント
オンラインマニュアルの参照方法については、“1.4 インストール手順(Charset Manager-M)”の“オンラインマニュアルについて”を参照してください。
4)外字利用環境設定
Charset Managerの外字の利用環境について設定します。以下の項目について設定します。
複数ユーザで外字ファイルを共通にする
複数ユーザーで外字ファイルを共通にするかどうかを指定します。本指定については、“Charset Manager 使用手引書 日本語資源適用編”の“3.4.1 複数ユーザーでの運用”を参照してください。
複数ユーザーで適用した外字を共通に使用したい場合には、[複数ユーザで外字ファイルを共通にする]チェックボックスにチェックを入れてください。使用しない場合には、チェックする必要はありません。
[次へ]ボタンをクリックすると、“5)インストール先の選択”に進みます。
[戻る]ボタンをクリックすると、“3)オプションコンポーネントのインストール”に戻ります。
[キャンセル]ボタンをクリックすると、インストールを中止します。
注意
外字をすべてのユーザーで使用する場合、 [複数ユーザで外字ファイルを共通にする]をチェックしてください。チェックしなかった場合、外字の適用を実行したユーザー以外は外字を使用できません。
なお、[複数ユーザで外字ファイルを共通にする]をチェックしてインストールした場合、システム共通のスタートアップに外字ファイル関連づけコマンドのショートカットが作成されます。
詳しくは、“Charset Manager 使用手引書 日本語資源適用編”の“3.4.1 複数ユーザーでの運用”を参照してください。
5)インストール先の選択
Charset Managerのインストール先を設定する画面が表示されます。
インストール先のフォルダを入力します。
[次へ]ボタンをクリックすると、“6)管理ディレクトリの選択”に進みます。
[戻る]ボタンをクリックすると、“4)外字利用環境設定”に戻ります。
[キャンセル]ボタンをクリックすると、インストールを中止します。
注意
インストール先のフォルダ名は絶対パスで指定してください。
インストール先のフォルダ名に、パスとして使用できない文字、ピリオド(.)、およびセミコロン(;)が含まれている場合、正しくインストールされません。
インストール先に設定するパスの長さは150バイトまでで指定してください。ただし、以下の条件の場合、35バイトまでとなります。
“6)管理ディレクトリの選択”で、[Charset Managerの資源配付機能の作業用ディレクトリを管理ディレクトリ配下にする]のチェックを外した場合
150バイト以上のパスを設定した場合は、警告メッセージを出力しますが、指定した150バイト以上のパスの空フォルダが作成されます。この空フォルダはアンインストール時には削除されます。
インストール先にネットワークドライブを指定しないでください。
インストール先に、必要ディスク領域以上の空き領域がない場合には、警告メッセージを出力します。空き容量サイズについては、“1.2 機能別動作環境”の必要ディスク領域を参照してください。
Charset Managerの管理ディレクトリを設定する画面が表示されます。
管理ディレクトリを入力します。
[Charset Managerの資源配付機能の作業用ディレクトリを管理ディレクトリ配下にする]チェックボックスにチェックした場合、Charset Managerの資源配付機能の作業用ディレクトリを管理ディレクトリ配下にします。
チェックを外した場合、インストールディレクトリ配下に作業用ディレクトリが配置されます。この場合には、インストールディレクトリの長さが35バイトまでとなります。35バイトを超えたインストールディレクトリを指定していて、チェックを外した場合にはエラーメッセージを出力します。
OSの仮想化機能によりProgram Files配下へのファイルの出力はリダイレクトされてしまうことがあるため、本チェックを外さないことをお勧めします。本チェックをすることによって、変更されるログについては、“Charset Manager 使用手引書 日本語資源管理編”の“6.4.1 エラー発生時の採取ログ”を参照してください。
[次へ]ボタンをクリックすると、以下のように次画面に進みます。
旧製品がインストールされている場合には“7)旧製品の引き継ぎ情報設定”に進みます。
新規インストールの場合
運用形態がクライアントの場合、“11)ファイルコピーの開始”に進みます。
クライアント(入力機能付き)の場合、“8)Charset-入力アシストのインストールディレクトリの選択”に進みます。
[戻る]ボタンをクリックすると、“5)インストール先の選択”に戻ります。
[キャンセル]ボタンをクリックすると、インストールを中止します。
注意
管理ディレクトリのフォルダ名は絶対パスで指定してください。
管理ディレクトリのフォルダ名に、パスとして使用できない文字、ピリオド(.)、およびセミコロン(;)が含まれている場合、正しくインストールされません。
管理ディレクトリに設定するパスの長さは150バイトまでで指定してください。ただし、Charset Managerの資源配付機能を利用する場合は、35バイトまでとなります。35バイト以上のパスを設定した場合は、警告メッセージを出力します。
管理ディレクトリにネットワークドライブを指定しないでください。
管理ディレクトリに、必要ディスク領域以上の空き領域がない場合には、警告メッセージを出力します。空き容量サイズについては、“1.2 機能別動作環境”の必要ディスク領域を参照してください。
旧製品がインストールされている場合、旧製品の情報を引き継ぐかどうかを設定する画面が表示されます。
以下の情報を引き継ぐ場合には、チェックします。
Charset Managerの資源配付環境の情報設定を引き継ぐかどうか指定します。引き継がない場合、デフォルトのポート番号になります。ポート番号の変更については、“Charset Manager 使用手引書 日本語資源適用編”の“D.2 ポートの変更”を参照してください。
変換仕様変更ユーティリティで設定した変換仕様および配付された変換仕様ファイルを引き継ぐかどうか指定します。引き継がない場合、デフォルトの変換仕様になります。変換仕様については、“Charset Manager 使用手引書 標準コード変換機能編”の“第4章 変換規則の変更”を参照してください。
文字コード変換テーブル(usrtbl)および変換拡張テーブル(exttbl)を引き継ぐかどうか指定します。
[次へ]ボタンをクリックすると、運用形態がクライアントの場合、“11)ファイルコピーの開始”に進みます。クライアント(入力機能付き)の場合、“8)Charset-入力アシストのインストールディレクトリの選択”に進みます。
[戻る]ボタンをクリックすると、 “6)管理ディレクトリの選択”に戻ります。
[キャンセル]ボタンをクリックすると、インストールを中止します。
8)Charset-入力アシストのインストールディレクトリの選択
Charset-入力アシストのインストール先を設定する画面が表示されます。
Charset-入力アシストのインストール先のフォルダを入力します
[次へ]ボタンをクリックすると、“9)Charset-入力アシストの既定の言語の選択”に進みます。
[戻る]ボタンをクリックすると、以下のように前画面に戻ります。
旧製品がインストールされている場合、“7)旧製品の引き継ぎ情報設定”に進みます。
新規インストールの場合、“6)管理ディレクトリの選択”に戻ります。
[キャンセル]ボタンをクリックすると、インストールを中止します。
注意
インストール先に設定するパスの長さは150バイトまでで指定してください。150バイト以上のパスを設定した場合は、警告メッセージを出力します。
インストール先にネットワークドライブを指定しないでください。
インストール先に、必要ディスク領域以上の空き領域がない場合には、警告メッセージを出力します。空き容量サイズについては、“1.2 機能別動作環境”の必要ディスク領域を参照してください。
9)Charset-入力アシストの既定の言語の選択
Charset-入力アシストを既定の言語(標準の言語)として使用するか選択する画面が表示されます。
Charset-入力アシストを既定の言語(標準の言語)に指定すると、文字入力の画面では自動的にCharset-入力アシストが使用できるようになります。
Charset-入力アシストを既定の言語として使用する場合は、チェックボックスにチェックしてください。
本画面については、“1.6.2.1 GUI操作によるインストール”の“4)カスタムインストール”の手順3を参照してください。
[次へ]ボタンをクリックすると、“10)Charset-入力アシストの初期ユーザー資源作成方法の選択”に進みます。
[戻る]ボタンをクリックすると、“8)Charset-入力アシストのインストールディレクトリの選択”に戻ります。
[キャンセル]ボタンをクリックすると、インストールを中止します。
10)Charset-入力アシストの初期ユーザー資源作成方法の選択
Charset-入力アシストのユーザー資源の初期化方法を選択します。
[次へ]ボタンをクリックすると、“11)ファイルコピーの開始”に進みます。
[戻る]ボタンをクリックすると、“9)Charset-入力アシストの既定の言語の選択”に戻ります。
[キャンセル]ボタンをクリックすると、インストールを中止します。
11)ファイルコピーの開始
インストールする機能の一覧を表示する画面が表示されます。
本画面にて、今まで選択した情報を確認します。
[次へ]ボタンをクリックすると、インストールを開始します。
[戻る]ボタンをクリックすると、以下のように前画面に戻ります。
旧製品がインストールされている場合、“7)旧製品の引き継ぎ情報設定”に進みます。
新規インストールの場合
クライアントの場合、“6)管理ディレクトリの選択”に戻ります。
クライアント(入力機能付き)の場合、“10)Charset-入力アシストの初期ユーザー資源作成方法の選択”に戻ります。
[キャンセル]ボタンをクリックすると、インストールを中止します。
注意
インストール時に「ロックされたファイルの検出」画面が表示された場合は、「キャンセル」ボタンをクリックしてインストールを中止し、OSを再起動してから、再度インストールを行ってください。
旧製品がインストールされている場合は、以下の画面が表示されます。
[はい]ボタンをクリックすると、旧製品のアンインストール・旧製品の資源の移行を行います。その後に、ファイルのインストールを開始します。
[いいえ]ボタンをクリックすると、インストールを中止します。
12)再起動確認
インストールがすべて終了した後、「アンインストールと管理(ミドルウェア)」への登録を行い、再起動の確認を行います。
[はい]ボタンをクリックすると、インストーラを終了しシステムの再起動を行います。
[いいえ]ボタンをクリックすると、インストーラを終了します。
注意
本製品をインストールすると、環境変数を設定します。設定した環境変数を有効とするためには、システムの再起動が必要となります。
設定する環境変数については、“1.3.3 環境変数について”を参照してください。
「アンインストールと管理(ミドルウェア)」への登録時にエラーメッセージが出力された場合には、“付録A 「アンインストールと管理(ミドルウェア)」の復帰コードとエラーメッセージ”を参照して対処してください。
Charset Manager-CLのクライアント機能をサイレントインストールでインストールする方法については、“1.7 サイレントインストールの手順”を参照してください。