上書きインストールする場合には、以下の注意事項があります。
上書きインストールをする前には他のアプリケーションを必ず終了させてください。
アプリケーションが旧バージョンのファイルを使用中の状態で、上書きインストールを実施すると、旧バージョンのアンインストール後に再起動確認画面が表示されますが、再起動はされずにそのままインストールが続行されます。
しかし、インストールが完了しても、正しくインストールされていない状態となります。
この場合、以下の手順で環境を再構築してください。
注意
再構築手順を実施するためには、旧バージョンの資源を引き継いでおく必要があります。このためには、上記のインストールの途中でキャンセルしないでください。キャンセルをすると、旧バージョンの資源を引き継ぐことができなくなります。
インストールしたCharset Managerをアンインストールします。
アンインストール後、管理ディレクトリは削除しないでください。(上書きインストール時に、旧バージョンの資産がバックアップされています)
再度、Charset Managerをインストールします。
管理ディレクトリとして1で残したディレクトリを必ず指定してください。
また、インストールの途中で、「日本語資源のデータが管理ディレクトリに残っています。データを削除しますか?」のメッセージが表示されます。この時 [はい]を指定して、インストールを続行してください。
インストール完了後、資産リストアコマンドを使用して、上書きインストール時にバックアップされた旧バージョンの資産をリストアします。資産リストアコマンドについては、“4.4.2 資産リストアコマンド”を参照してください。
例
Charset Managerインストールディレクトリ\TOOL\f5atdrst.exe -d "C:\resMGR"
上記手順を実施しても状況が変わらない場合は、弊社技術員に連絡してください。
インストールするマシンに、旧バージョンのCharset Managerがインストールしてある場合、本バージョンのインストールを実行する前に旧バージョンのアンインストールを行わないでください。
本バージョンのインストールの前に旧バージョンのアンインストールを行うと、旧バージョンの資産を引き継ぐことができなくなります。
旧バージョンからの資産の移行については、“第4章 資産の移行”を参照してください。
OSをアップグレードする場合、Charset Managerをアンインストールしてからアップグレードしてください。資産の移行方法については、“第4章 資産の移行”を参照してください。
Charset-入力アシストは上書きインストールできません。旧バージョンのCharset-入力アシストがインストールされている環境に本バージョンのCharset-入力アシストをインストールする場合は、先に旧バージョンのCharset-入力アシストをアンインストールする必要があります。
なお、Charset-入力アシストの旧バージョンの資産の移行については、“4.2.4 クライアント(入力機能付き)の場合”を参照してください。
上書きインストールで、旧バージョンのCharset Managerのアンインストール処理中に表示されるキャンセルボタンは押さないでください。
インストール/アンインストールが実行できなくなる場合があります。
誤ってキャンセルボタンを押してしまった場合は、弊社技術員に連絡してください。
サイレントインストールでは、上書きインストールはできません。旧バージョンがインストールされている環境にサイレントインストールでインストールする場合には、先に旧バージョンをアンインストールする必要があります。
なお、旧バージョンの資産を移行する場合は、GUI操作によるインストールをする必要があります。旧バージョンの資産の移行については、“第4章 資産の移行”を参照してください。
旧バージョンのWindows for x64版 Charset Manager-Mがインストールされている環境に、本バージョンのWindows for x86版 Charset Manager-Mを上書きインストールすることはできません。
旧バージョンのWindows for x64版 Charset Manager-Aがインストールされている環境に、本バージョンのWindows for x86版 Charset Manager-Aを上書きインストールすることはできません。
配付スケジュールが設定されている状態で、上書きインストールをすると、以下のメッセージが表示されます。
配付スケジュールが設定されています。 配付をキャンセルし、上書きインストール後に再配付してください。 ・・・
この場合、以下の対処を実施してください。
以下のファイル名から、業務ディレクトリ名(GYxxxxxx)とサーバグループディレクトリ名(SVxxxxxx)を取得します。
管理ディレクトリ\MAN\temp\hmgr\result\GYxxxxxx.SVxxxxxx_schedule.txt
ファイルが複数ある場合は複数の業務またはサーバグループで配付スケジュールが設定されています。すべての業務ディレクトリ名とサーバグループディレクトリ名を取得してください。
1で取得した業務ディレクトリ名とサーバグループディレクトリ名に対応する業務名とサーバグループ名を、GY,SV,CLディレクトリ名取得コマンドで取得します。
f5atcgdn.exe /ALL
GY,SV,CLディレクトリ名取得コマンドについては、“使用手引書 日本語資源管理編”の “E.4.2 GY,SV,CLディレクトリ名取得コマンド”を参照してください。
日本語資源管理を起動し、該当する業務のサーバグループを選択し、配付をキャンセルします。
配付のキャンセルについては、“使用手引書 日本語資源管理編”の“6.3.1 配付のキャンセル”を参照してください。
日本語資源取出し環境の設定または日本語資源取出しを権限昇格せずに利用する設定をしていた場合には、上書きインストールした後に再度設定が必要になります。詳しくは以下のマニュアルを参照してください。
日本語資源取出し環境の設定を権限昇格せずに利用する場合
“使用手引書 日本語資源適用編”の“3.1.1.2.1 ユーザーアカウント制御が有効な環境の場合”
日本語資源取出しを権限昇格せずに利用する場合
“使用手引書 日本語資源適用編”の“3.1.1.4.1 ユーザーアカウント制御が有効な環境の場合”