日本語資源管理の退避機能をコマンド形式で呼び出す方法について説明します。
退避機能の詳細は、“7.1 日本語資源の退避”を参照してください。コマンド形式で呼び出す場合、「すべての資源を退避」する方法のみを提供します。
コマンド
呼出し形式
F5ATUJRM.EXE /B [/REP] "退避先ディレクトリ"
パラメタの説明
退避処理を行う場合に指定します。
退避先ディレクトリに退避資源が存在した場合、既存資源を置き換えることを指定します。本パラメタは省略可能です。省略した場合は既存資源を置き換えず、処理を中止します。
退避資源を格納するディレクトリ名を、250バイト以下のフルパスで指定します。ルートディレクトリは指定できません。存在しないディレクトリ名が指定された場合には、作成してから退避します。
退避先ディレクトリ名は、ダブルクォーテーション(")で囲んで指定してください。
また、ディレクトリ名の最後に"\"を指定しないでください。
本パラメタは、必ず最後のパラメタとして指定してください。
コマンドの実行例
例
以下の条件で退避する場合
退避先ディレクトリが、C:\BACKUP
退避資源が存在したら、置き換える
"C:\Program Files\CharMGR\JPMAN\F5ATUJRM.EXE" /B /REP "C:\BACKUP"
復帰コード
正常終了すると、0が返却されます。それ以外の値はエラーです。
エラーの内容と対処法については、“E.5.2 復帰コード”の“表E.4 外字関連、配付機能、退避機能のコマンドで返却される復帰コード”を参照してください。