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Interstage Charset Manager Standard Edition V9 使用手引書 日本語資源管理編
FUJITSU Software

1.1.1 業務とは

日本語資源管理では、実際の業務の単位で日本語資源を一元管理することができます。例えば、「総務」の業務で扱う日本語資源、「経理」の業務で扱う日本語資源、といった単位で管理することができます。

業務内で管理する日本語資源は統一されており、使用するアプリケーションやデータベースの形式が異なっていても同じ文字を表示したり入力したりすることができます。しかし、別の業務では日本語資源の内容が異なるため、正しく表示したり入力したりすることができなくなります。

以下に複数業務での日本語資源の流れを示します。

図1.3 複数業務のモデル

業務Aの日本語資源では、グローバルサーバのフォントシステムの外字域に「○」という文字が定義されています。この文字を含むドキュメントをWindowsのクライアントや、Solaris の部門サーバで正しく表示するためには、クライアントや部門サーバのフォントシステムの外字域に同じ文字を定義し、それをお互いに変換するテーブルを作ります。これにより、グローバルサーバで表示するのと同じようにクライアントでも文字を表示することができるようになります。この業務Aのドキュメントを業務Bの日本語資源管理下で表示しても、正しく表示することができません。