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Interstage Charset Manager Standard Edition V9 使用手引書 日本語資源管理編
FUJITSU Software

1.1 日本語資源管理とは

日本語資源管理は、業務ごとに日本語資源を管理する機能を提供します。日本語資源とは、日本語の表現、入力のために必要となる資源です。具体的には、外字、コード変換テーブル、入力辞書などがあります。

以下に外字、コード変換テーブル、入力辞書の関係を示します。

図1.1 日本語資源

標準の文字として定義されていない文字を、業務で扱うフォントシステムのそれぞれの外字域に定義します。コード系が異なる各プラットフォームの間の対応は、コード変換テーブルに定義されます。また、外字に対するよみや画数などの属性情報や、外字を含んだ単語を辞書に定義します。

日本語資源管理では、日本語資源を業務という単位で作成し、複数の業務を管理することができます。業務単位に作成した日本語資源は、ほかのシステムに配付し適用することにより利用することができます。

また、日本語資源管理はCharset Managerの旧バージョンまでのUDC管理機能を引き継いでいます。UDC管理機能とは、各プラットフォームの外字を一元管理する機能です。日本語資源管理でも、UDC管理機能と同様に各プラットフォームでの外字適用・ADJUSTと連携し、外字を登録したり配付したりすることができます。日本語資源管理とUDC管理の違いについては、“付録F UDC運用との操作手順の違い”を参照してください。

日本語資源管理と日本語資源の流通経路(全体構成)を以下に示します。

図1.2 日本語資源管理(全体構成)