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PRIMECLUSTER  Cluster Foundation 導入運用手引書 4.5
FUJITSU Software

1.1.2 cfset

cfset(1M) コマンドはCFドライバに調整可能なパラメタを設定する場合に使用します。値は/etc/default/cluster.configに保存されます。cfset(1M) コマンドはカーネルまたはファイルからの値の取得および表示に使用します。

cfset(1M) には次のオプションがあります。

cfset [ -r | -f | -a | -o name | -g name | -h ]

参照

cfset(1M) の詳細については、“PRIMECLUSTER 活用ガイド<コマンドリファレンス編>”の cfset(1M)を参照してください。

設定できるのは、以下のとおりです。

cluster.configの値を変更した場合は、必ずcfset -rコマンドを実行してください。

例1 cfset(1M) を使用して、タイムアウトを調整する場合
CLUSTER_TIMEOUT "30"

これによりタイムアウトはデフォルトの10秒から30秒に変更されます。最低値は1秒です。最大値の制限はありません。すべてのクラスタノードで同じ値を使用することを推奨します。

CLUSTER_TIMEOUTは、クラスタノードが他のクラスタノードからのハートビート応答を待機する時間を表します。 CLUSTER_TIMEOUTに指定された秒数が経過すると、それまでに応答のないノードはLEFTCLUSTER状態にあると宣言されます。 CLUSTER_TIMEOUTのデフォルト値は10秒です。通常のPRIMECLUSTER導入例では変更する必要はありません。 ただし、切替えの遅延時間が長いネットワークなど、例外的な場合には値の調整が可能です。

例2 変数をデフォルト値以外に設定する場合
  1. /etc/default/cluster.configファイルを編集して各変数のエントリを追加します。

    CLUSTER_IP_TTL "64"
    CLUSTER_IP_CTRL_TOS "0x88"
    CLUSTER_IP_DATA_TOS "0x28"
  2. ファイルの設定を検証するため、cfset -fを実行します。

  3. CFに新しい値を読み込むため、cfset -rを実行します。

  4. カーネルの値を検証するため、cfset -aを実行します。