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Systemwalker Cloud Business Service Management V1.2.0 ITサービス管理 運用ガイド
FUJITSU Software

3.3.5 回答候補を検索して回答を引用する

インシデント/問題チケットの対応時に、検索した回答候補を引用して、利用者への回答用の記事を追加します。

事前の確認

  • 管理者により、[引用]タイプのテンプレートが設定されていることを確認してください。

  • クローズされていないチケットは検索対象になりません。

目的・背景

  • 検索した回答候補を引用して、利用者への回答用の記事を簡単に作成することができます。

  • 運用分析ダッシュボードへの接続情報が設定されている場合は、自然文による検索ができます。また、ナレッジの場合は[有効]に、チケットの場合は[クローズ]に更新されたあと、1時間程度で自然文による検索の対象となります。

手順

  1. Webコンソール(運用者/管理者用)にログインします。
  2. ナビゲーション・バーで[マイページ]をクリックします。
  3. チケットの一覧からチケット番号(TICKET#)をクリックし、チケット詳細画面を表示します。
  4. チケット詳細画面のチケット操作メニューで[検索]ボタンをクリックし、[回答候補を検索]画面を表示します。
  5. [回答候補を検索]画面で、検索したい文章を入力し[検索]ボタンをクリックします。
    検索を行うフィールドは以下のとおりです。
    • チケットの検索フィールド
      • タイトル
      • 質問/現象
      • 原因
      • 回答/対処
    • ナレッジの検索フィールド
      • タイトル
      • 質問/現象
      • 原因
      • 回答/対処
      • コメント
  6. [回答候補]ウィジェットに検索結果が表示されるため、回答として引用するチケットまたはナレッジを探します。
    リンクにマウスオーバーすることで、ナレッジまたはチケットの概要が表示されます。概要は改行以外折り返さずに表示されます。

    同じフォルダー内に[回答/対処]の内容が類似するチケットが2件以上存在する場合、チケットは自動でグルーピングされ、グループの代表となるチケットが回答候補として表示されます。グルーピングは1時間ごとに分析され更新されます。

    グルーピングされた回答候補の確認方法については、「3.3.4 回答候補から回答を引用する」を参照してください。
  7. 回答として引用するナレッジまたはチケットの行にある[- 引用 -]からテンプレートを選択します。
    利用者への回答用の記事が追加されます。
    このとき、メールアドレスが以下のように補完されます。
    • チケットに利用者情報が保存されている場合は、利用者のメールアドレスが宛先、利用者グループのメールがCCに補完されます。

    • チケットに送信者タイプが利用者の記事が保存されている場合は、そのうち最新の記事の差出人のメールアドレスが宛先、CCのメールアドレスがCCに補完されます。

    • 管理者が設定したメールアドレスがメールを送受信できないもの(例:「abc@example.jp」など、ドメイン名が「example.」で始まるメールアドレス)である場合は、メールアドレスが補完されないことがあります。補完されない場合は、管理者にメールアドレスの設定を確認してください。

    利用者への回答の手順は、「3.3.7 インシデント/問題の記事を校閲して回答する」を参照してください。