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Systemwalker Centric Manager 使用手引書グローバルサーバ運用管理ガイド
FUJITSU Software

2.2 SVPM連携の定義

Systemwalker Centric Manager GEEが、SVPMと連携するための定義について説明します。SVPMを利用しない場合は、定義の必要はありません。

SVPM連携のための作業の概要を“SVPM連携の定義概要”に、作業の手順を“SVPM連携のための作業内容”に示します。なお、“SVPM連携の定義概要”の括弧付き数字は、“SVPM連携のための作業内容”の作業順番と対応しています。

SVPMが監視するハードウェア異常を監視したい場合は、被監視システムとしてSVPMを定義する必要があります。

図2.4 SVPM連携の定義概要

表2.2 SVPM連携のための作業内容

作業の順序

作業名

作業内容

作業分担

(1)

SVPM基本部の動作環境定義

SVPM導入時の作業です。ハードウェア導入時の調整、ハードウェア構成情報の定義、その他必要な定義作業を行います。

・ハード監視画面のセキュリティ機能を有効する場合

  SVPM基本部の制御レジスタ0を、以下のように設定します。
    ビット16(0x00008000)をオン かつ
    ビット22(0x00000200)をオン かつ
    ビット24(0x00000080)をオン

・SVPM基本部と運用管理サーバで時刻同期を行う場合

  SVPM基本部の制御レジスタ1を、以下のように設定します。
    ビット 2(0x20008000)をオン

備考)
  制御レジスタはビットごとに意味を持つので、他のビットとのorをとった値を設定します。

技術員 (CE)

(2)

SVPMコンソール番号の割り当て

SVPM導入時の作業です。接続するSVPMコンソールに対して、それぞれのコンソールを識別するための番号を決めます。
Systemwalker Centric Manager GEE が動作する運用管理サーバは、SVPMに対して1台のコンソールとして接続するため、運用管理サーバに対しても、SVPMコンソールと同様にコンソール番号を割り当てます。

(3)

システム環境の定義

【Solarisの場合】
システム環境を設定します。
  運用管理サーバのノード名の登録
  SVPMノード名の登録
  rootを役割からユーザに変更(Solaris 11以降)
  ログイン名syscomの登録
  .rhostsの設定
  rshの有効化(Solaris 11以降)
  rexecの有効化(Solaris 11以降)
  GDMの有効化(Solaris 11以降)
  motifのインストール(Solaris 11以降)

  動作確認が必要な項目
    rcpの動作確認
    rshの動作確認

【Linuxの場合】
システム環境を設定します。
  運用管理サーバのノード名の登録
  SVPMノード名の登録
  ログイン名syscomの登録
  .rhostsの設定
  rshの有効化
  rexecの有効化
  openmotifのインストール(Red Hat Enterprise Linux 6以前)
  motifのインストール(Red Hat Enterprise Linux 7以降)

  動作確認が必要な項目
    rcpの動作確認
    rshの動作確認

運用管理者

(4)

SVPMコンソール番号の定義

(2)で運用管理サーバに割り当てたSVPMコンソール番号を、SVPMコンソール番号定義ファイルに設定します。
(3)の定義、SVPMコンソール番号の定義およびSVPM(基本部)に設定された定義内容をもとに、ハードウェア情報定義ファイルを作成します。
詳細は、“SVPMコンソール番号の定義”を参照してください。

(5)

監視パスの定義およびシステム構成情報の登録

(4)のハードウェア情報定義ファイルをもとに、SVPMの正確な情報のひな形を作成します。それを参照して、監視パスの定義およびシステム構成情報の登録を行います。
詳細は、“監視対象システムの登録”を参照してください。

運用管理サーバへのコンソール番号の割り当てについて

SVPM連携のための作業内容”の(2)の作業について、注意事項を以下に示します。

この節では、運用管理者が行う、以下の作業について説明します。