ページの先頭行へ戻る
PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>
FUJITSU Software

9.3 ログファイル

RMS に関するログファイルについて説明します。

クラスタシステムの管理者は、これらのログファイルのうち、通常、switchlog ファイルの内容をログビューアを使用して調査します。このファイルには、着信切替要求やノードで発生する障害など、RMS の重要なアクションがすべて記録されます。

/var/opt/SMAWRrms/log に格納されている RMS ログファイルを表 9.1 に示します。

表9.1 /var/opt/SMAWRrms/log に格納されている RMS ログファイル

モジュール

ファイル名

内容

すべて (BM、汎用ディテクタ、ノードディテクタ)

switchlog

監視資源の切替えや異常に関する操作イベントが記録されます。通常、システム管理者は、ログビューアを使用して、このファイルの内容を調査します。

汎用ディテクタ

hvdet_xxx.gxxlog

ディテクタが受け取ったすべてのメッセージとジョブ指示
・対象資源の状態変化の情報とすべてのエラーメッセージ
hvdet_xxx.gxx は RELIANT_PATH の下にあるディテクタの名前を示します。

BM

bmlog

実行時に BM が受信したすべてのメッセージが記録されます。
ログレベルフラグをオンにすると、大量のディスクスペースを消費するため、このファイルの使用は管理者に限られています。デフォルトで、メッセージは bmlogに記録されません。
通常、一般的な RMS エラーログ情報とメッセージログ情報は、メッセージ報告から詳細な情報まで、レベルによって分類されます。BM の起動時に指定するエラーログレベルによって、このファイルの内容が決まります。詳細については、"9.6 ログレベルの指定" を参照してください。

BM

tracelog

オブジェクト間で送信されるすべてのメッセージ、およびすべての変更指示が記録されます。デフォルトでは作成されません。

BM

abortstartlog

起動中に、以下のメッセージが出ると、このファイルが作成されます。
FATAL ERROR: RMS has failed to start!
このファイルは、当社技術員 (SE) が RMS 起動失敗の原因を判別するために作成されます。

ノードディテクタ

(hvdet_node)

hvdet_nodelog hvdet_node

ディテクタからのメッセージが記録されます。