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PRIMECLUSTER 活用ガイド<トラブルシューティング編>
FUJITSU Software

1.8 仮想マシン環境での環境構築時のトラブル

■トラブル一覧

No.

現象

Solaris

Linux

Q1-8-1

Xenの仮想マシン環境でクラスタシステム構築中、ゲストOSの初期設定処理のvmSPinitコマンドで以下のメッセージが出力された
vmSPinit:<ドメイン名>: initialize failed: time out

Q1-8-2

Xen環境で、ゲストOSの初期設定に失敗した

Q1-8-3

Oracle Solarisコンテナ環境を構築中、hvzonesetup -z <ゾーン名> -c を実行したところ、以下のようなエラーが出力された
# hvzonesetup -z ZONE01 -c
/opt/SMAW/bin/hvzonesetup[dddd]: dddd^Jddddddd: 構文エラー

Q1-8-4

zoneadm -z <ゾーン名> detach コマンドが失敗し、コンテナをグローバルゾーンから detach できない

Q1-8-5

VMware 環境でゲストOS の /etc/inet/hosts ファイルを変更したところ、ゲストOS がパニックした

Q1-8-1Xenの仮想マシン環境でクラスタシステム構築中、ゲストOSの初期設定処理のvmSPinitコマンドで以下のメッセージが出力された
vmSPinit:<ドメイン名>: initialize failed: time out

原因

クラスタシステムを構築するゲストOSに「サービス支援機能オプション(vmSP)」がインストールされていない可能性があります。
または、管理OSまたはゲストドメインが高負荷の可能性があります。

対処

クラスタシステムを構築するゲストOSに「サービス支援機能オプション(vmSP)」をインストールしてください。
または、しばらく時間を置いてから再度実行してください。

Q1-8-2 Xen環境で、ゲストOSの初期設定に失敗した

原因

エラー原因の詳細は"PRIMEQUEST (1000 シリーズ)RHEL5-Xen 仮想マシン機能ユーザーズマニュアル(SupportDesk サービスご契約者様向け)"を参照してください。

対処

ゲストOSの初期設定に失敗した場合、リカバリが必要となります。
ゲストOSのリカバリは、その時点のゲストOSの状態によってリカバリ方法が異なります。
リカバリ方法の詳細は" PRIMEQUEST (1000 シリーズ)RHEL5-Xen 仮想マシン機能ユーザーズマニュアル(SupportDesk サービスご契約者様向け)"を参照してください。

Q1-8-3 Oracle Solarisコンテナ環境を構築中、hvzonesetup -z <ゾーン名> -c を実行したところ、以下のようなエラーが出力された
# hvzonesetup -z ZONE01 -c
/opt/SMAW/bin/hvzonesetup[dddd]: dddd^Jddddddd: 構文エラー

原因

ノングローバルゾーンの /etc/system ファイル内のカーネルパラメタ msgsys:msginfo_msgmax の定義が複数行存在する場合に、本事象が発生します。
(アスタリスク(*)でコメントアウトされていても発生する場合があります。)

"d" には、0~9 の任意の数字が出力されます。

対処

カーネルパラメタ msgsys:msginfo_msgmax の正しい値が設定された行を残し、それ以外の msgsys:msginfo_msgmax の定義を含む行を削除してください。

Q1-8-4 zoneadm -z <ゾーン名> detach コマンドが失敗し、コンテナをグローバルゾーンから detach できない

原因

ゾーンのイメージが格納されたパス(以後、$(Zonepath)と記載)配下のパス $(Zonepath)/dev/.devfsadm_synch_door が使用中の可能性があります。

対処

以下のコマンドを実行してから、zoneadm -z <ゾーン名> detach コマンドを再度実行してください。

# umount $(Zonepath)/dev/.devfsadm_synch_door

Q1-8-5 VMware 環境でゲストOS の /etc/inet/hosts ファイルを変更したところ、ゲストOS がパニックした

原因

PRIMECLUSTER の I/O フェンシング機能を使用している環境において、ゲストOS の RMS および userApplication が動作している状態で /etc/inet/hosts ファイルが変更されると、I/O フェンシング機能によりゲストOS がパニックする場合があります。

対処
ゲストOS の RMS を停止した状態で /etc/inet/hosts ファイルを変更してください。