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Systemwalker Service Quality CoordinatorV15.2.1 導入手引書
FUJITSU Software

7.3 運用管理クライアントでの作業

運用管理クライアントのアップグレードの手順を、以下に示します。なお、運用管理クライアントは、Windowsマシンでアップグレードインストールを行います。

■実行に必要な権限

Administratorsグループに所属するユーザー権限が必要です。


■手順

以下の順に沿って実施してください。

  1. 運用管理クライアントアップグレードインストール

    初回インストールと同様に「3.1.3 運用管理クライアントのインストール」に従って運用管理クライアントのインストールを開始します。


  2. 通信環境のセットアップ

    運用管理クライアントの通信環境として、Microsoft(R) Internet Information Servicesを使用していた場合は次のコマンドを実行してください。

    注意

    カレントディレクトリを、<インストールディレクトリ>\binへ移動後、管理者権限でコマンドを実行してください。

    <インストールディレクトリ>\bin\sqccsetc_iis7.bat


    ポイント

    すでに運用管理クライアントのCGIがMicrosoft(R) Internet Information ServicesにCGI拡張として登録されている場合、以下のようなエラーメッセージが出力される場合があります。

    "* appcmd.exe C:\Program Files\SystemwalkerSQC-C\www\cgi-bin\Rep_mk_history.cgi Failed."
       ERROR ( message:新しい add オブジェクトに必要な属性が不足しています。一意のキー属性 'path' が 'C:\Program Files\SystemwalkerSQC-C\www\cgi-bin\rmmperform.cgi'に設定されている種類 'add' の重複コレクション エントリを追加できません。 )

  3. V12からアップグレードする場合の設定

    V12からアップグレードする場合は以下の手順を実施してください。V13以降からアップグレードする場合は実施不要です。

    1. 運用管理クライアントのアップグレードコマンドの実行

      本コマンドは、Managerのインストールおよび起動が完了している状態で実行してください。

      C:\Program Files\SystemwalkerSQC-C\bin\sqcv13shift.exe

      【実行例】
      C:\Program Files\SystemwalkerSQC-C\bin>sqcv13shift.exe
      Sqcv13shift succeeded.

    2. AgentおよびProxy Managerの構成情報の再取得

      AgentおよびProxy Managerの構成情報を再取得します。

      使用手引書(コンソール編)「管理構成定義(ConfigurationSettings)」を参照してください。

    注意

    V12で定期レポート運用を行っていた場合は、スケジューラへの登録内容を変更する必要があります。

    本バージョンでは、定期レポート作成コマンドおよび定期レポート削除コマンドに、省略できない新規オプション(-c console_define)が追加されていますので、V12からのアップグレードの場合は本オプションを追加してください。

    詳細は、リファレンスマニュアル「定期レポート運用コマンド」を参照してください。


  4. V13.5.0以前の登録済みレポート移行

    V13.5.0以前の登録済みレポート(V13.3以前の場合、即時レポート、V13.4/V13.5の場合、分析)を移行することができます。移行した場合は、[分析/プランニング]画面の「Myカテゴリー」内に、「移行レポート」カテゴリーとして表示されます。

    <インストールディレクトリ>\bin\sqcMigrationReports.bat -c console_define

    【実行例】
    C:\Program Files\SystemwalkerSQC-C\bin>sqcMigrationReports.bat -c DefaultConsole

    コマンドについての詳細は、リファレンスマニュアル「sqcMigrationReports.bat(登録済みレポート移行コマンド)」を参照してください。


注意

V13.5以前に即時レポート、または分析で作成されたレポートは、コンソールの履歴表示で[レポート名]の欄に[登録名]が表示されます。

V13.5以前に定期レポート登録し作成されたレポートは、定期レポート一覧表示の[レポート名]の欄に[登録名]が表示されます。V15.0.0以降にアップグレード後に作成されたレポートも、[レポート名]の欄に[登録名]が表示されます。

[レポート名]の欄にレポート名を表示したい場合は、[定義画面]の[定期レポート登録]画面で、登録済みのレポートを選択し、[上書き保存]してください。

ただし、上書き保存する前に作成されたレポートの[レポート名]の欄は[登録名]のままであり、変更することはできません。

注意

管理コンソールまたはコンソールを表示したWebブラウザ環境に、旧版の表示におけるインターネット一時ファイルが残っていることがあります。

Webブラウザ環境において、Internet Explorerのインターネット一時ファイルを削除してください。