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Systemwalker Service Quality CoordinatorV15.2.1 導入手引書
FUJITSU Software

7.2.1 Windows版のアップグレード手順

■実行に必要な権限

Administratorsグループに所属するユーザー権限が必要です。


■本手順を行う前に

Agent/Proxy Managerの常駐プロセスが起動している場合は、「付録B 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービスを停止してください。また、常駐プロセスが停止しているか確認してください。


■手順

以下の手順に沿って実施してください。

  1. Agent/Proxy Managerのアップグレードインストール

    初回インストールと同様に「3.1.2 Agent/Proxy Managerのインストール」に従ってAgent/Proxy Managerのインストールを開始します。

    なお、アップグレードインストールでは自動で以下のことが行われます。

    • サービスの停止

    • 前回の問い合わせ項目での入力情報を引き継いだ上書きインストール

    • 上書き対象外の定義ファイルのバックアップ

    注意

    V12からアップグレードした場合、ログ(Troubleshoot)の保持期間はデフォルト(7日)で設定されます。

    変更が必要な場合は、「6.7.2 ログデータ(Troubleshoot)保持期間の変更」を参照して、変更してください。


  2. 上書き対象外の定義ファイルに行われていたユーザー定義の反映

    上書きできないファイルが、<可変ファイル格納ディレクトリ>\SystemwalkerSQC\control配下、および<インストールディレクトリ>\SystemwalkerSQC\bin配下に、以下のファイル名でバックアップされています。

    • "ファイル名VnnLnn.拡張子" または "ファイル名Vnnn.拡張子"

      (VnnLnn,Vnnn部分は、アップグレード前のバージョンレベルです)

    上記、バックアップ対象のファイルは以下になります。以下のファイルに修正を加えた場合は、バックアップファイルを元に、再度、編集作業を行ってください。

    • DSAconfiguration.txt

    • template.dat

    • threshold.bat

    • udataconf.ini

    ポイント

    バックアップファイルは、編集の有無に係わらず作成されます。


  3. アップグレードインストール後の設定

    アップグレードインストールする環境が以下の条件に該当する場合は、再度設定を実施してください。

    • Managerの二重化運用の場合

      Agent/Proxy Managerで二重化運用セットアップを再度実施してください。

      参考

      手順の詳細は「3.8.4 Agentでの作業」の「2. Managerの二重化運用Agentセットアップ」、または、「3.8.3 Proxy Managerでの作業」の「2. Managerの二重化運用Proxy Managerセットアップ」を参照してください。

    • インストール後の運用途中にPull/Pushの通信方式を切り替えた場合

      Agent/Proxy ManagerでPull/Pushの通信方式の切り替えを再度実施してください。

      参考

      手順の詳細は「4.4.3 PushからPullへの切り替え」、または、「4.4.4 PullからPushへの切り替え」を参照してください。

    • V13.4以前からアップグレードして、SAP NetWeaverの性能情報を収集する場合

      SAP NetWeaverの性能情報を収集している環境で、V13.4.0以前からアップグレードインストールを行った場合は、SAP NetWeaver連携の接続パラメーター定義ファイル(sqcGetSAPalertmon.ini)のPASSWORDに定義しているパスワードを暗号化してください。

      参考

      手順の詳細は、使用手引書「接続パラメーター定義ファイル」を参照してください。

    • V13.5以前からアップグレードして、Oracle Database Serverの性能情報を収集する場合

      Oracle Database Serverの性能情報を収集している環境で、V13.5.0以前からアップグレードインストールを行った場合は、Oracle Database Serverの管理設定のための、収集テンプレート(template.dat) - [ORA]セクションのPASSに定義しているパスワードを暗号化してください。

      参考

      手順の詳細は、使用手引書「Oracle Database Serverの管理設定」を参照してください。


  4. Agent/Proxy Managerセットアップ

    ポイント

    Proxy Managerの場合

    Proxy Managerで、Agentの機能を使用してProxy Manager自身の性能情報を収集したい場合は、Proxy Managerのセットアップを実施してください。アップグレード前にProxy Manager自身の性能情報を収集していた場合も、改めてセットアップが必要です。Proxy ManagerにAgentをインストールする必要はありません。

    A.1 サーバ内リソース情報収集ポリシー作成コマンド」を参照して、収集ポリシーの作成と適用を実施してください。


  5. Agent/Proxy Managerのサービスの起動と確認

    付録B 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービスを起動してください。また、常駐プロセスが起動しているか確認してください。