Systemwalker Service Quality CoordinatorのOSごとの運用の注意事項について説明します。
■Windowsでの運用の注意事項
JIS X 0213:2004(7ビットおよび8ビットの2バイト情報交換用符号化拡張漢字集合)環境を利用する場合、JIS X 0213:2004で新規に追加された文字を以下に指定しないでください。
コンピュータ名
GUI画面
コマンドのオプション
Windows Server 2012およびWindows 8でサポートされた新しいUI(ユーザーインターフェース)には対応していません。
Windows Server 2019の場合、Microsoftの不具合の影響で、本製品が正しく動作しません。
本製品のインストール時に、ディスクのクリーンアップタスク(SilentCleanup)を無効化してください。手順は以下のとおりです。
管理者モードでコマンドプロンプトを起動し、以下のコマンドを実行します。
schtasks /change /tn \Microsoft\Windows\DiskCleanup\SilentCleanup /disable |
Windows Server 2019へ再ログオンします。
Microsoftの不具合についての詳細は以下より確認可能です。
https://blogs.technet.microsoft.com/askcorejp/2018/11/09/temporary-folder-is-removed-by-silentcleanup-task/ |
■Internet Explorer 11で管理コンソールおよびコンソールを使用する場合の制限
以下の条件で管理コンソールまたはコンソールを使用する場合、Internet Explorer 11の不具合により、空白のウィンドウが表示されたり、ボタンが機能しなかったりするなど、正常に動作しません。
WindowsにビルトインAdministratorでログオンし、Internet Explorer 11を使用する、または
WindowsにビルトインAdministrator以外のアカウントでログオンし、Internet Explorer 11を[管理者として実行]により起動して使用する場合。
以下のいずれかの方法で回避してください。
ビルトインAdministrator以外のアカウントでWindowsにログオンし、[管理者として実行]はせずに、Internet Explorer 11を使用する。
ビルトインAdministratorについてのセキュリティポリシーを変更する。変更手順は以下のとおりです。
管理者ユーザーでWindowsにログオンします。
[Windows] + [R]キーを押し、[ファイル名を指定して実行]メニューを実行します。
テキスト ボックスに「secpol.msc」と入力して[OK]ボタンをクリックし、[ローカル セキュリティ ポリシー]管理コンソールを起動します。
左ペインのノード ツリーにおいて、[セキュリティの設定] - [ローカル ポリシー] - [セキュリティ オプション]ノードをクリックして選択します。
右ペインに表示されているポリシー項目の中から、[ユーザー アカウント制御: ビルトインAdministratorアカウントのための管理者承認モード]項目をダブルクリックします。
表示されるダイアログの[ローカル セキュリティの設定]タブにおいて、[有効(E)]オプションを選択して[OK]ボタンをクリックします。
システムを再起動します。
上記のセキュリティポリシーの変更を行うと、ビルトインAdministratorアカウントにおいても、通常の管理者ユーザーと同様に、特権の昇格が必要とされるすべての操作で、その操作の許可を求めるメッセージが表示されるようになります。
本問題の詳細については、Microsoft社からの情報KB2909974を参照してください。
■Solarisでの運用の注意事項
Global zoneおよび、以下の点を満たしたnon-global zoneに、インストール可能です。
論理ネットワークインターフェースがglobal zoneから1つ以上割り当てられていること
■Linuxでの運用の注意事項
Red Hat Enterprise Edition 6.1以前で、SELinux機能が有効に設定されているLinux環境では、本製品は動作しません。本製品を使用する場合は、SELinux機能を無効に設定してから、本製品をインストールしてください。SELinux機能を無効に設定する方法は、Linuxのオンラインマニュアル等を参照してください。