ビットマップの色数はフルカラーまで対応しています。ただし、減色が発生する場合(例えば、色数が256色の画面に、フルカラーの画像データを表示する場合)、他の組込みメディア項目や他のウィンドウが正しい色で表示されないことがあります。また、減色が発生すると処理が遅くなります。
これらの現象を回避するため、メディアデータの色数をあらかじめ画面の色数に合わせておくことを推奨します。
ビットマップ形式のメディアデータを表示するには、利用者プログラムを次のように記述します。
項目制御部に書き込む。
項目の表示属性の設定で、組込みメディア項目の項目制御部にビットマップを出力することを設定します。
ビットマップファイルを指定する。
表示に使用するレコードの組込みメディア項目にビットマップファイル名を書き込みます。
ビットマップを表示する。
通常出力で、出力処理の項目群名または項目名に、出力する組込みメディア項目名を入れ、レコードデータにはビットマップファイルを指定したレコードを指定します。
例
組込みメディア項目S001に、PICTURE.BMPをビットマップとして表示します。
MOVE "SAMP" TO DSP-FORMAT. MOVE "B" TO EDIT-MODE OF SOO1 OF SAMP. MOVE " " TO DSP-MODE. MOVE "PICTURE.BMP" TO SOO1 OF SAMP. MOVE "S001" TO DSP-GROUP. WRITE SAMP.