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NetCOBOL V12.2 MeFt/Webユーザーズガイド(HTML変換方式編)
FUJITSU Software

5.5.2 項目制御

項目制御は、項目ごとの特殊レジスタEDIT-xxxxに指定します。

特殊レジスタを使用する場合は、画面定義体で定義体作成時に項目制御部を共用しない(5バイト)に定義する必要があります。

また、1つの利用者プログラムでは項目制御部の長さの異なる定義体を混在して使用することはできません。

5.5.2.1 項目の表示属性の設定

項目の表示属性を動的に設定します。

[設定方法]

WRITE文実行前に項目ごとの特殊レジスタEDIT-MODEに指定します。

注意

  • 特殊レジスタEDIT-MODEに"X"を指定すると、出力処理は行われません。

  • 特殊レジスタEDIT-MODEに"B"、"J"、"V"、"P"、"F"を指定した場合、組込みメディア項目に指定したメディアファイルの形式との一致はチェックしません。

  • 選択状態表示を指定する場合、ウィンドウ情報ファイルにもSLCSTATECHG(出力処理での選択状態変更指定)キーワードを指定しておく必要があります。

5.5.2.2 項目の強調属性の設定

項目の強調属性を動的に設定します。

[設定方法]

WRITE文実行前に項目ごとの特殊レジスタEDIT-OPTIONに指定します。

注意

  • 特殊レジスタEDIT-OPTIONに"D"を指定しても、定義体に下線を指定した項目は、必ず下線が表示されます。

  • 特殊レジスタEDIT-OPTIONに"U"を指定し、定義体作成時に下線(文字下線)を指定した場合、定義体指定は無効となります。

  • 「点滅あり」を指定した場合でも、点滅表示されません。

  • 「前回の設定属性を変更しない」を指定して全画面消去出力をした場合は定義体で定義した強調属性で表示されます。

5.5.2.3 項目の色属性の設定

項目の色属性を動的に設定します。

[設定方法]

WRITE文実行前に項目ごとの特殊レジスタEDIT-COLORに指定します。

注意

  • 定義体の表示属性に「無表示」を指定している項目は、本機能で色属性の設定をしても表示されません。

  • ウィンドウ情報ファイルで“カラー変更指定”をした色は、指定した色で出力されます。

  • 「前回の設定属性を変更しない」を指定して全画面消去出力をした場合は定義体で定義した色属性で表示されます。

5.5.2.4 項目の入力属性の設定

項目の入力属性を動的に設定します。

[設定方法]

READ文実行前に項目ごとの特殊レジスタEDIT-STATUSに指定します。

注意

入力処理をする前に、特殊レジスタEDIT-STATUSを初期化してください。初期化しない場合、前回の設定内容が残り、期待した結果にならない場合があります。

5.5.2.5 項目の状態の参照(入力完了時)

入力完了時の項目の状態を参照します。

[参照方法]

入力後の項目ごとの特殊レジスタEDIT-STATUSを調査します。

注意

入力処理をする前に、特殊レジスタEDIT-STATUSを初期化してください。初期化しない場合、前回の設定内容が残り、期待した結果にならない場合があります。

5.5.2.6 項目のカーソル獲得

入力完了時の項目のカーソル状態を参照します。

CSRNOTICE(項目のカール位置通知)を指定したときに有効です。

[参照方法]

入力後の項目ごとの特殊レジスタEDIT-CURSORを調査します。

注意

入力処理をする前に、特殊レジスタEDIT-CURSORを初期化してください。初期化しない場合、前回の設定内容が残り、期待した結果にならない場合があります。