項目制御は、項目ごとの特殊レジスタEDIT-xxxxに指定します。
特殊レジスタを使用する場合は、画面定義体で定義体作成時に項目制御部を共用しない(5バイト)に定義する必要があります。
また、1つの利用者プログラムでは項目制御部の長さの異なる定義体を混在して使用することはできません。
項目の表示属性を動的に設定します。
[設定方法]
WRITE文実行前に項目ごとの特殊レジスタEDIT-MODEに指定します。
" "(半角の空白) : 出力の対象とします。選択状態表示を解除します。
"X" : 出力の処理対象外とします。
"*" : 文字引伸し編集を行います。
"K" : 初期値を出力しません。(組込みメディア項目では指定できない)
"A" : 日本語項目を英数字項目として出力します。
"B" : ビットマップを出力します。
"J" : JPEGを出力します。
"V" : TIFFを出力します。
"P" : PNGを出力します。
"F" : GIFを出力します。
"S" : 選択状態表示を行います。
注意
特殊レジスタEDIT-MODEに"X"を指定すると、出力処理は行われません。
特殊レジスタEDIT-MODEに"B"、"J"、"V"、"P"、"F"を指定した場合、組込みメディア項目に指定したメディアファイルの形式との一致はチェックしません。
選択状態表示を指定する場合、ウィンドウ情報ファイルにもSLCSTATECHG(出力処理での選択状態変更指定)キーワードを指定しておく必要があります。
項目の強調属性を動的に設定します。
[設定方法]
WRITE文実行前に項目ごとの特殊レジスタEDIT-OPTIONに指定します。
" "(半角の空白) : 前回の設定属性を変更しません。
"M" : 定義体の項目属性(下線、反転)で出力します。
"U" : 下線ありで出力します。
"B" : 点滅ありで出力します。
"R" : 反転ありで出力します。
"S" : 下線あり/点滅ありで出力します。
"T" : 下線あり/反転ありで出力します。
"D" : 点滅なし/反転なし/下線なしで出力します。
"V" : 点滅あり/反転ありで出力します。
"A" : 下線あり/点滅あり/反転ありで出力します。
注意
特殊レジスタEDIT-OPTIONに"D"を指定しても、定義体に下線を指定した項目は、必ず下線が表示されます。
特殊レジスタEDIT-OPTIONに"U"を指定し、定義体作成時に下線(文字下線)を指定した場合、定義体指定は無効となります。
「点滅あり」を指定した場合でも、点滅表示されません。
「前回の設定属性を変更しない」を指定して全画面消去出力をした場合は定義体で定義した強調属性で表示されます。
項目の色属性を動的に設定します。
[設定方法]
WRITE文実行前に項目ごとの特殊レジスタEDIT-COLORに指定します。
" " (半角の空白) : 前回の設定属性を変更しません。
"M" : 定義体の色属性で出力します。
"N" : 無表示で出力します。
"B" : 青色で出力します。
"R" : 赤色で出力します。
"P" : 桃色で出力します。
"G" : 緑色で出力します。
"T" : 水色で出力します。
"Y" : 黄色で出力します。
"W" : 白色で出力します。
"A" : 黒色で出力します。
"D" : 灰色で出力します。
"K" : 暗い青色で出力します。
"F" : 暗い赤色で出力します。
"J" : 暗い桃色で出力します。
"E" : 暗い緑色で出力します。
"I" : 暗い水色で出力します。
"C" : 暗い黄色で出力します。
"O" : 暗い灰色で出力します。
注意
定義体の表示属性に「無表示」を指定している項目は、本機能で色属性の設定をしても表示されません。
ウィンドウ情報ファイルで“カラー変更指定”をした色は、指定した色で出力されます。
「前回の設定属性を変更しない」を指定して全画面消去出力をした場合は定義体で定義した色属性で表示されます。
項目の入力属性を動的に設定します。
[設定方法]
READ文実行前に項目ごとの特殊レジスタEDIT-STATUSに指定します。
" " (半角の空白): 入力の対象とします。入力強調の指定があれば有効とします。
"X" : 入力の処理対象外とします。
"B" : 入力強調の指定は無効とします。
"S" : 選択状態表示を行います。
注意
入力処理をする前に、特殊レジスタEDIT-STATUSを初期化してください。初期化しない場合、前回の設定内容が残り、期待した結果にならない場合があります。
入力完了時の項目の状態を参照します。
[参照方法]
入力後の項目ごとの特殊レジスタEDIT-STATUSを調査します。
" " (半角の空白) : 入力データにエラーはなく、入力を省略しませんでした。
選択した項目ではありません。データを変更しました。
日本語項目で日本語を入力しました。
"E" : 入力データにエラーがありました。
"Z" : 省略可能項目で、入力を省略しました。
"A" : 日本語項目を英数字項目として入力しました。
"S" : 選択した項目です。
"U" : データを変更しませんでした。
"N" : 検査なし指定の日本語項目で日本語を入力しました。
(ウィンドウ情報ファイルにASPJPNSETN(検査指定なしの日本語項目での日本語入力時『N』通知)キーワードを指定した場合だけ)
注意
入力処理をする前に、特殊レジスタEDIT-STATUSを初期化してください。初期化しない場合、前回の設定内容が残り、期待した結果にならない場合があります。
入力完了時の項目のカーソル状態を参照します。
CSRNOTICE(項目のカーソル位置通知)を指定したときに有効です。
[参照方法]
入力後の項目ごとの特殊レジスタEDIT-CURSORを調査します。
"C" : 項目にカーソルがあります。
" " (半角の空白) : 項目にカーソルがありません。
注意
入力処理をする前に、特殊レジスタEDIT-CURSORを初期化してください。初期化しない場合、前回の設定内容が残り、期待した結果にならない場合があります。