注意
RMS合成サブアプリケーショングラフは、コントローラオブジェクトを持つアプリケーションでのみ使用できます。
構成にコントローラオブジェクトが含まれる場合、ノード (またはアプリケーション) のクラスタ全体のグラフでは、親アプリケーションと子アプリケーションは別々のブランチに表示されます。
図6.20 制御対象アプリケーションがある場合の構成の標準表示
場合によっては、子アプリケーションを親のリソースとして扱うことにより、同じブランチに表示したほうが便利です。 同じブランチに表示したグラフをRMS合成サブアプリケーショングラフと呼びます。
クラスタアプリケーションを右クリックし、ポップアップメニューから [合成サブアプリケーショングラフの表示] を選択すると、RMS合成サブアプリケーショングラフが表示できます。
図6.21 RMS合成サブアプリケーショングラフの表示
RMS合成サブアプリケーショングラフは、RMSサブアプリケーショングラフの一種で、制御されるアプリケーションが存在する場合に使用します。RMSサブアプリケーショングラフ内のすべての「制御するオブジェクト」について、対応する「制御されるアプリケーション」のグラフが、親アプリケーションと点線で結ばれた形で挿入されます。たとえば、app1が、以下の図内のRMS合成サブアプリケーショングラフ内に表示される様子を、図6.20 制御対象アプリケーションがある場合の構成の標準表示の通常のRMSサブアプリケーショングラフと比較してみてください。
図6.22 RMS合成サブアプリケーショングラフの例
依存しているアプリケーションにコントローラオブジェクトがある場合は、このプロセスが繰り返されます。このため、選択したクラスタアプリケーションが直接または間接的に依存しているすべてのサブアプリケーションを合成表示することができます。