ここでは、PRIMECLUSTER4.2A00以降を使用した物理環境のクラスタシステムを、Oracle VM Server for SPARC環境のゲストドメイン(または、I/Oルートドメイン)に移行(P2V)する場合の手順について説明します。
注意
移行元と移行先の共用ディスクのGDSボリュームのディスクサイズは、すべて同じサイズにしてください。
ETERNUSのストレージマイグレーションやREC機能などのLUN to LUNにより、ユーザデータはあらかじめ移行しておいてください。
移行後は、ゲストドメイン上のクラスタシステムでGDS、GLSの機能を使用してください。
移行後は、移行元の設定をそのまま使用してください。
参照
クラスタシステムの移行完了後、設定変更がある場合は、以下のマニュアルを参照して設定を変更してください。
“PRIMECLUSTER Global Link Services 説明書 4.5 (伝送路二重化機能編)”
“PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書 4.5”
ご使用のクラスタシステムで使用されていない機能の手順については、作業の必要はありません。
以降の手順内の実行例では、以下の構成でクラスタシステムを構築している場合として記載しています。
ホスト名:host1、host2
CFノード名:node1、node2
GDSの共用クラス:class01、class02
GFSのボリューム:volume01、volume02、volume03
クラスタアプリケーション名:userApp_0
GLSの二重化方式:NIC切替方式