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PRIMECLUSTER 導入運用手引書 4.5
FUJITSU Software

16.3.3 既存のSolaris 8環境またはSolaris 9環境をノングローバルゾーンに移行するための準備

既存のSolaris 8 環境またはSolaris 9環境をノングローバルゾーンに移行するためには、以下の準備を行ってください。

ノングローバルゾーンの作成には以下の2種類の方法があります。

移行に先立ち、以下の準備を行ってください。手順の詳細については“Oracle Solaris Legacy Containers構築・運用手順書”を参照してください。

16.3.3.1 必要パッケージの準備

各グローバルゾーンで、以下を実施します。

PRIMECLUSTERのDVD媒体をマウントし、パッケージのフォーマットを変換します。

<DVD_DIR>はDVDをマウントしたディレクトリ、<PKG_DIR>はパッケージを格納する任意のディレクトリとします。

# pkgtrans <DVD_DIR>/Solaris10/products/CF_NGZ/sparc <PKG_DIR>/FSUNclnet.str FSUNclnet

16.3.3.2 Solaris 8 Containers または Solaris 9 Containersのインストール

既存のSolaris 8またはSolaris 9環境をコンテナに移行する場合、Solaris 8 Containersまたは Solaris 9 Containersを使用します。以下の手順により、全ノードのグローバルゾーンにSolaris 8コンテナまたはSolaris 9コンテナのランタイム環境がインストールされていることを確認し、鍵開けパッケージ(Oracleのダウンロードサイトよりダウンロード)をインストールしてください。

16.3.3.3 移行元ノードからのフラッシュアーカイブの作成

移行元のSolaris 8 環境、またはSolaris 9環境からフラッシュアーカイブを作成します。移行元の環境で以下のコマンドを実行し、フラッシュアーカイブを作成してください。

# flarcreate -S -n zone-a-system /var/tmp/zone-a-system.flar
current filter settings Creating the archive... 8303358 blocks Archive creation complete.

作成されたフラッシュアーカイブ(zone-a-system.flar)をグローバルゾーンの任意のフォルダへ転送します。

注意

移行元で、他のクラスタソフトウェアを使用している環境を新規にPRIMECLUSTER環境へ移行する場合は、使用しているクラスタソフトウェアの仕様に従い、必要に応じて移行元の環境からクラスタソフトウェアを削除後、フラッシュアーカイブの作成を行ってください。