英小文字を英大文字として扱うように設定します。
構文
object.CompareAsUpperCase = boolean
object
オブジェクトへの参照を表すオブジェクト式を指定します。
boolean
英小文字を英大文字として扱うかどうかを設定します。
設定する値については、次の設定値を参照してください。
設定値
CompareAsUpperCaseプロパティの設定値は次のとおりです。
設定値 | 意味 |
---|---|
True | 英小文字を英大文字として扱います。 |
False | 英小文字と英大文字は別々に扱います。(省略値) |
解説
Trueを指定した場合、英小文字は英大文字と等しいとみなします。これにより、“a”と“A”は、“b”と“B”より小さい文字と評価され、同じ英字の文字列を集めることができます。ただし、“a”と“A”の順序は不定になります。
この指定を省略した場合は、それぞれの文字コードで順序が決まります。
このプロパティで指定された値は、テキストファイルの処理でソート処理(DisposalNumber = 0)、またはマージ処理(DisposalNumber = 1)のキーフィールドを省略した場合に有効となります。
参考
CompareAsUpperCaseプロパティの設定値による並びの違いを以下に示します。
Trueを指定した場合の並び | A→a→b→B→…→y→Y→Z→z (注) |
Falseを指定した場合の並び | A→B→C→…→X→Y→Z→a→b→c→…→x→y→z |
注) Aとa、Bとb、Yとy、Zとzは、それぞれ等しいキーとみなされます。