キーフィールドの照合順序を指定します。
照合順序とはレコードの大小関係を決めるための比較の方法です。
構文
object.CollationOrder = integer
object
オブジェクトへの参照を表すオブジェクト式を指定します。
integer
キーフィールドの照合順序を設定します。
設定する値については、次の設定値を参照してください。
設定値
CollationOrderプロパティの設定値は次のとおりです。
設定値 | 意味 |
---|---|
0 | 指定なし(システムの照合順序)。(省略値) |
1 | 複数バイトが混在しても文字単位に比較します。 |
2 | 符号(+、-)文字を含む数字を算術的に扱います。 |
3 | 文字列、数字列と続いたデータを文字部と数字部で分けて比較します。 |
解説
この指定を省略した場合、または0を設定した場合、システムの照合順序で比較します。レコードは文字コードの大小関係で並びが決定します。
1を設定すると、複数バイトから成る文字が混在していても、文字ごとに比較して並べます。
2を設定すると、符号を含んだ数字の文字列を算術的な値で比較します。文字列中に数字以外の文字が存在した場合の結果は保証されません。
3を設定すると、英字と数字が連結されたデータを英字と数値に分けて比較します。英字だけを比較の対象として比較後、数字だけの文字列を算術的な値で比較します。指定フィールドの左から評価し、有効データ後に出現したデータは無視します。
このプロパティで指定された値は、テキストファイルの処理でソート処理(DisposalNumber = 0)、またはマージ処理(DisposalNumber = 1)において、キーフィールドを省略した場合に有効となります。