作成したActiveXコントロールを利用するには、ActiveXコントロールをシステム(Windows)に登録しておく必要があります。また、別のシステムで利用する場合には、ActiveXコントロールをシステムに登録するためにインストーラを作成し、あらかじめ別のシステムにインストールしておく必要があります。システムへの登録およびインストーラの作成は、モジュールをビルドし、エラーを取り除いて正しくDLLが作成できたあとに行ってください。
作成したActiveXコントロールをシステムに登録する
ActiveXコントロールは、以下の手順でシステムに登録することができます。
システムへの登録を解除する場合は、ポップアップメニューの[システムから解除]コマンドを選択してください。ただし、登録を解除した場合、そのActiveXコントロールを利用している他のプロジェクトファイルを編集できなくなります。
インストーラを作成する
インストーラを作成しておくことにより、PowerCOBOLの開発環境が使用できないシステム(ランタイムシステムだけがインストールされているシステム)でも、ActiveXコントロールをシステムに登録して利用することができます。
また、ActiveXコントロールが不要になった場合は、Windowsのコントロールパネルから「アプリケーションの追加と削除」でActiveXコントロールをアンインストールし、システムへの登録を解除できます。インストーラの作成方法については、「5.5.11 インストーラを作成する」を参照してください。
注意
ActiveXコントロールをシステムに登録するためには、管理者(Administratorsグループ)の権限が必要です。したがって、作成したActiveXコントロールをシステムに登録する場合、および、インストーラを使って他のシステムにインストールする場合には、管理者の権限をもつユーザ名でシステムにログオンしてください。また、PowerCOBOLを使ってActiveXコントロールをシステムに登録する場合は、PowerCOBOLを管理者権限で起動してください。