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NetCOBOL V12.2 PowerCOBOL ユーザーズガイド
FUJITSU Software

9.2.2 フォームを編集する

フォーム編集ウィンドウを開き、以下のようにフォームを作成します。

フォームのプロパティを設定する

以下のように、フォームのプロパティを設定します。

ポイント

  • ProgIDは、作成するActiveXコントロールをシステム内で一意にするための文字列です。ActiveXコントロールを作成する場合、必ず設定しなければなりません。ProgIDは、このサンプルプログラムで指定したように、"モジュール名.フォーム名"という書式で設定することをお勧めします。

  • 説明文字列は、作成するActiveXコントロールを示す簡単な文字列です。この文字列は、作成したActiveXコントロールをツールボックスに追加して再利用する場合に、ツールチップとして表示されます。

注意

重要

  • クラスIDは、フォームごとに異なった値になっている必要があります。PowerCOBOLでアプリケーションを開発する場合、PowerCOBOLはフォームごとに一意な値を自動的に割り当てています。したがって、通常の開発では、クラスIDを設定する必要はありません。ただし、作成したプロジェクトファイルをWindowsのエクスプローラなどを使って、別のフォルダにコピーした場合、フォームのクラスIDが重なってしまいます。クラスID、ProgIDおよびActiveXコントロール本体は、システム内で関連づけられていますので、フォームのクラスIDが重複していると、システム内で矛盾が生じてしまい正しく動作しません。
    このような場合は、以下のようにして、コピー先フォームのクラスIDを割り当てなおしてください。

    1. [クラスIDの設定]ボタンをクリックします。

    2. 警告メッセージが表示されたら、[OK]ボタンをクリックします。

    3. [クラスIDの設定]ダイアログボックスの[自動設定]ボタンをクリックします。

    4. [OK]ボタンをクリックします。

  • クラスIDやProgIDは、ActiveXコントロールごとに一意になっています。したがって、クラスIDやProgIDが変更されると、たとえ同じ機能をもつコントロールであっても、異なったコントロールとして扱われます。
    たとえば、最初に作成したActiveXコントロールを、他のアプリケーションで利用しているとします。そのActiveXコントロールを更新し、[プロジェクトを名前を付けて保存]すると、新しいクラスIDが自動的に割り当てられます。その後、最初に作成したActiveXコントロールを削除してしまうと、最初に作成したActiveXコントロールを使用していた他のアプリケーションは、更新されたActiveXコントロールを認識することができません。たとえ同じProgIDのActiveXコントロールであっても、クラスIDが異なるため、利用することができなくなってしまいます。

フォームにコントロールを配置する

まず、以下の図のように、フォームに、フレームコントロールを1つ、オプションボタンコントロールを3つ配置し、フォームの大きさを調整します。コントロールの配置方法および位置やサイズの調整方法は、「4.2 フォームを編集する」を参照してください。

次に、3つのオプションボタンコントロールを配列化します。コントロールを配列化する方法は、「5.2.5 コントロールを配列化して利用する」を参照してください。

コントロールのプロパティを設定する

以下のように、コントロールのプロパティを設定します。

  1. フレームコントロール(CmFrame1)の[キャプション]を"色"に変更します。

  2. 配列化されたオプションボタンコントロール(CmOption1)の名前を"OP-COLOR"に変更します。

  3. 1番めのオプションボタンコントロール(OP-COLOR(1))の[キャプション]を"赤"に変更しす。

  4. 2番めのオプションボタンコントロール(OP-COLOR(2))の[キャプション]を"緑"に変更します。

  5. 3番めのオプションボタンコントロール(OP-COLOR(3))の[キャプション]を"青"に変更します。