PowerCOBOLでは、フォーム上の複数のコントロールを配列化して利用できます。配列化することにより、複数のコントロールは同じ名前をもつことになり、インデックス値によって識別されるようになります。また、配列化された複数のコントロールは、イベント手続きを共有できます。
配列化を利用したアプリケーションの作成例については、「8.1 配列化したコントロールを使ったアプリケーションを作成する」を参照してください。
注意
配列化が可能なコントロールは、同じコンテナに配置された、同じ種類のコントロールだけです。
配列化すると、それまでに記述されていたイベント手続きは失われます。
コントロールを配列化するには
コントロールは以下のどちらかの方法で配列化することができます。
ポップアップメニューを使って配列化する
複数のコントロールをまとめて配列化する
配列化の先頭となるコントロールを選択します。
ポップアップメニューの[配列化]メニューから、[新規作成]コマンドを選択します。
配列に追加する他のコントロールを選択します。
ポップアップメニューの[配列化]サブメニューから、配列の先頭に設定したコントロールの名前を選択します。
同様に、その他のコントロールを配列に追加していきます。
ポイント
配列の先頭となるコントロールは、プロパティ設定ダイアログボックスの[共通]タブにある[配列化]をチェックすることにより、設定することもできます。また、[インデックス値]を変更することによって、配列の順番を変更することもできます。
配列化する複数のコントロールをまとめて選択します。
ポップアップメニューの[配列化]メニューから[新規作成]コマンドを選択します。
ポイント
複数のコントロールをまとめて選択する方法は、「5.2.4 コントロールをまとめて編集する」を参照してください。
すでに配列化したコントロールに対して、複数のコントロールをまとめて追加する場合は、ポップアップメニューの[配列化]サブメニューから追加先のコントロール名を選択してください。
配列化は、以下のどちらかの方法で解除することができます。
配列化を解除し、別の名前のコントロールとして再利用する
コントロール自体を削除する
配列化を解除するコントロールを選択します。
ポップアップメニューの[配列化]メニューから[このコントロールを配列解除]コマンドを選択します。
配列化を解除すると、他のコントロールのインデックス値は自動的に詰められます。
ポイント
プロパティ設定ダイアログボックスの[共通]タブにある[配列化]のチェックをはずすことにより、配列化を解除することもできます。
配列化を解除するコントロールを選択します。
ポップアップメニューの[削除]コマンドを選択します。
配列化したコントロールを削除した場合も、他のコントロールのインデックス値は自動的に詰められます。