タブコントロールは、タブ(通常、ダイアログボックスの上部にあるタグ)をクリックし、ページを切り替えることで、ウィンドウに多くの項目がある場合でも、それらを分類して表示したり、設定したりできるようにするコントロールです。
本節では、「第4章 アプリケーションを作成しよう」で作成したアプリケーションをもとに、「8.3 複数ウィンドウをもつアプリケーションを作成する」で作成したアプリケーションと同様の機能をもつアプリケーションを、タブコントロールを使って、作成します。異なる点は、子フォームをモードレスなウィンドウとして呼び出す方法から、モーダルなウィンドウ(ダイアログボックス)として呼び出す方法に変更していることです。
このアプリケーションは、以下の手順で作成します。
モジュールにダイアログボックスにする新しいフォームを追加し、名前を設定します。
追加したダイアログボックスを開くためのボタンを、呼び出し元のフォームに追加します。
呼び出し元のフォームに、ダイアログボックスを開くための手続きを記述します。
タブコントロールを新しいフォームに配置し、プロパティなどを設定します。
その他のコントロールを適切な位置に配置し、プロパティなどを設定します。
新しいフォームの手続きを記述します。
最初の2つの手順は、「8.3 複数ウィンドウをもつアプリケーションを作成する」の「モジュールに新しいフォームを追加する」および「呼び出し元のフォームを編集する」を参照してください。操作方法は、すべて同じです。