手続きを編集する前に、手続きを編集するためのウィンドウを表示する方法について説明します。
手続きを編集する対象には、以下のものがあり、それぞれ手続き編集ウィンドウの表示方法が異なります。
フォームの環境部
フォームのデータ部
フォームの手続き部
フォームのイベント手続き
コントロールのイベント手続き
メニュー項目のイベント手続き
フォームの環境部
フォームの環境部には、そのフォームに含まれるすべての手続きに対して有効な環境を定義します。フォームの環境部を編集するためのウィンドウは、以下の方法で表示できます。
デザインツリーウィンドウ上でフォームを選択します。
ポップアップメニューの[環境部の編集]サブメニューから、記述する対象となる段落名を選択します。
また、編集中のフォーム上で、コントロールが配置されていない部分を右クリックし、ポップアップメニューから表示することもできます。
フォームのデータ部
フォームのデータ部には、そのフォームに含まれるすべての手続きに対して有効なデータを定義します。フォームのデータ部を編集するためのウィンドウは、以下の方法で表示できます。
デザインツリーウィンドウ上でフォームを選択します。
ポップアップメニューの[データ部の編集]サブメニューから、記述する対象となる節名を選択します。
また、編集中のフォーム上で、コントロールが配置されていない部分を右クリックし、ポップアップメニューから表示することもできます。
フォームの手続き部
フォームの手続き部には、そのフォームに含まれるすべてのイベント手続きで利用できる共通内部プログラムを記述します。共通内部プログラムを編集するためのウィンドウは、以下の方法で表示できます。
デザインツリーウィンドウ上でフォームを選択します。
ポップアップメニューの[手続き部の編集]サブメニューから[新規作成]コマンドを選択します。
また、編集中のフォーム上で、コントロールが配置されていない部分を右クリックし、ポップアップメニューから表示することもできます。
この操作により、キャプションに"FjCobCmpScrN"(Nは正数値)と表示された手続き編集ウィンドウが表示されます。さらに以下の操作を行い、共通内部プログラム名を設定します。
デザインツリーウィンドウの"(スクリプト)[COBOLスクリプト]"の構成要素である"FjCobCmpScrN"を選択します。
ポップアップメニューの[名前の変更]コマンドを選択します。
"FjCobCmpScrN"部分が編集可能になるので、共通内部プログラム名を入力します。
[Enter]キーを押します。
たとえば、ファイル名を取得するための共通内部プログラムを作成する場合は、"FjCobCmpScrN"を"GET-FILE-NAME"というような名前に変更し、共通内部プログラム名とします。
ポイント
上記のように作成した共通内部プログラムは、自動的にCOMMON属性が付けられます。フォームの共通内部プログラム、環境部およびデータ部については、「7.1.2 フォームの手続き」を参照してください。
すでに作成済の共通内部プログラムを開く場合は、ポップアップメニューの[手続き部の編集]サブメニューから対象となる共通内部プログラム名を選択してください。
フォームのイベント手続き
フォームのイベント手続きを編集するためのウィンドウは、以下の方法で表示できます。
デザインツリーウィンドウ上でフォームを選択します。
ポップアップメニューの[イベント手続きの編集]サブメニューから、記述する対象となるイベント名を選択します。
また、編集中のフォーム上で、コントロールが配置されていない部分を右クリックし、ポップアップメニューから表示することもできます。
たとえば、フォームが開かれたとき(起動されたとき)の手続きを記述する場合は、ポップアップメニューの[イベント手続きの編集]サブメニューから[Opened]コマンドを選択します。
コントロールのイベント手続き
コントロールのイベント手続きを編集するためのウィンドウは、以下の方法で表示できます。
デザインツリーウィンドウ上で編集対象となるコントロールを選択します。
ポップアップメニューの[イベント手続きの編集]サブメニューから、記述する対象となるイベント名を選択します。
また、編集中のフォーム上で対象となるコントロールを右クリックし、ポップアップメニューから表示することもできます。
たとえば、フォーム上の合計ボタンがクリックされたときの手続きを記述する場合は、ポップアップメニューの[イベント手続きの編集]サブメニューから[Click]コマンドを選択します。
メニュー項目のイベント手続き
メニュー項目のイベント手続きを編集するためのウィンドウは、以下の方法で表示できます。
デザインツリーウィンドウ上で編集対象となるメニュー項目を選択します。
ポップアップメニューの[イベント手続きの編集]サブメニューから、記述する対象となるイベント名を選択します。
また、メニュー編集ウィンドウ上で、対象となるメニュー項目を選択し、ポップアップメニューから表示することもできます。
たとえば、[編集(E)]メニューの[合計(T)]が選択されたときの手続きを記述する場合は、ポップアップメニューの[イベント手続きの編集]サブメニューから[Click]コマンドを選択します。
ポイント
デザインツリーウィンドウ上で、フォーム、コントロールまたはメニュー項目を選択し、[オブジェクト-イベント手続きの編集]メニューからイベント名を選択することにより、手続き編集ウィンドウを表示することもできます。
すでに作成済のイベント手続きには、イベント名の先頭に"*"(アスタリスク)が付けられます。作成された手続きの一覧は、デザインツリーウィンドウの"(スクリプト)[COBOLスクリプト]"を展開することにより確認できます。
また、イベント手続きの削除は、デザインツリーウィンドウ上で行ってください。
注意
手続き編集ウィンドウの[ファイル]メニューにある[上書き更新]コマンド、および手続き編集ウィンドウを閉じるときに表示される保存確認メッセージでの保存操作は、プロジェクトの構成要素として保存されることを意味しています。したがって、これらの操作で手続きを保存しても、プロジェクト自身を保存しなければ作成または更新した手続きは保存されません。