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Interstage Business Application Server チューニングガイド
FUJITSU Software

1.1.1 非同期アプリケーション連携実行基盤を使用する場合

非同期アプリケーション連携実行基盤を使用する場合の運用時に必要なディスク容量について、説明します。

1.1.1.1 メッセージ長の見積り式

メッセージ長は、以下のように計算します。

業務データの設定サイズ(注1) + フロー定義のサイズ注2 + 制御情報のサイズ注3 + エラー情報のサイズ(注4)

注1)業務データの設定サイズは、以下の計算式を用いて算出してください。

業務データの設定サイズ = 使用する業務データ型の総サイズ

業務データ型のサイズについては、以下の表を参考に見積もりを行ってください。

業務データ型

サイズ(単位はバイト

String

16 + 文字列データ長注5

String配列

20 + ( 4 + 文字列データ長注5) × 要素数

Byte

12注6

Byte配列

20 + 要素数注6

Short

12注6

Short配列

20 + 要素数 × 2注6

Integer

16

Integer配列

20 + 要素数 × 4注6

Long

24

Long配列

20 + 要素数 × 8

Float

16

Float配列

20 + 要素数 × 4注6

Double

24

Double配列

20 + 要素数 × 8

Boolean

12注6

Boolean配列

20 + 要素数注6

ユーザ定義型情報

ユーザ任意で計算してください。
なお、ユーザ定義型情報のサイズを正確に算出するためには、ユーザ定義型クラスをいったんバイト配列に変換するなどして、サイズを算出してください。

バイナリ

20 + 実データ長

注5)一文字2バイトで算出してください。

注6)アライメント調整により切り上げられたサイズがデータ長となります。

注2)以下の計算式を用いて算出(単位はバイト)してください。

フロー定義のサイズ = ( フロー定義ファイル(注7)のサイズ + 業務データ数 × 63 )

注7)フロー定義のサイズは、“Interstage Business Application Server アプリケーション開発ガイド”の“フロー定義ファイルの操作”で保存されたフロー定義ファイルのサイズとなります。

注3)制御情報のサイズは、以下の計算式を用いて算出(単位はバイト)してください。

制御情報のサイズ = ( 1064 + 786 × アクティビティ数)

注4)エラー情報のサイズは、以下の計算式を用いて算出(単位はバイト)してください。

エラー情報のサイズ = 例外情報のサイズ注8+ 1024

注8)サーバアプリケーションがCOBOLの場合、エラー情報として、非同期アプリケーション連携実行基盤に返却する例外情報のサイズを指定してください。サーバアプリケーションがJavaの場合、0で算出してください。例外情報については、“Interstage Business Application Server アプリケーション開発ガイド”の“サーバアプリケーションの開発(COBOL)”を参照してください。