非同期アプリケーション連携実行基盤を使用する場合の運用時に必要なディスク容量について、説明します。
メッセージ長は、以下のように計算します。
業務データの設定サイズ(注1) + フロー定義のサイズ(注2) + 制御情報のサイズ(注3) + エラー情報のサイズ(注4) |
注1)業務データの設定サイズは、以下の計算式を用いて算出してください。
業務データの設定サイズ = 使用する業務データ型の総サイズ |
業務データ型のサイズについては、以下の表を参考に見積もりを行ってください。
業務データ型 | サイズ(単位はバイト) |
---|---|
String | 16 + 文字列データ長(注5) |
String配列 | 20 + ( 4 + 文字列データ長(注5)) × 要素数 |
Byte | 12(注6) |
Byte配列 | 20 + 要素数(注6) |
Short | 12(注6) |
Short配列 | 20 + 要素数 × 2(注6) |
Integer | 16 |
Integer配列 | 20 + 要素数 × 4(注6) |
Long | 24 |
Long配列 | 20 + 要素数 × 8 |
Float | 16 |
Float配列 | 20 + 要素数 × 4(注6) |
Double | 24 |
Double配列 | 20 + 要素数 × 8 |
Boolean | 12(注6) |
Boolean配列 | 20 + 要素数(注6) |
ユーザ定義型情報 | ユーザ任意で計算してください。 |
バイナリ | 20 + 実データ長 |
注5)一文字2バイトで算出してください。
注6)アライメント調整により切り上げられたサイズがデータ長となります。
注2)以下の計算式を用いて算出(単位はバイト)してください。
フロー定義のサイズ = ( フロー定義ファイル(注7)のサイズ + 業務データ数 × 63 ) |
注7)フロー定義のサイズは、“Interstage Business Application Server アプリケーション開発ガイド”の“フロー定義ファイルの操作”で保存されたフロー定義ファイルのサイズとなります。
注3)制御情報のサイズは、以下の計算式を用いて算出(単位はバイト)してください。
制御情報のサイズ = ( 1064 + 786 × アクティビティ数) |
注4)エラー情報のサイズは、以下の計算式を用いて算出(単位はバイト)してください。
エラー情報のサイズ = 例外情報のサイズ(注8)+ 1024 |
注8)サーバアプリケーションがCOBOLの場合、エラー情報として、非同期アプリケーション連携実行基盤に返却する例外情報のサイズを指定してください。サーバアプリケーションがJavaの場合、0で算出してください。例外情報については、“Interstage Business Application Server アプリケーション開発ガイド”の“サーバアプリケーションの開発(COBOL)”を参照してください。