Interstageのインストール後は、Interstageを構成するサービスが、マシン起動時に自動的に起動される設定となっています。
クラスタ環境では、マシン起動時にクラスタ製品がInterstageを起動しますので、Interstage独自の自動起動設定を無効化する必要があります。
以下に、無効化のための作業手順を説明します。
作業手順
以下のサービスの「スタートアップの種類」を確認し、「自動」が設定されている場合は「手動」に変更します。
以下のサービスの状態を確認し、「開始」している場合には、サービスを停止します。
OD_start
ObjectTransactionService
FJapache
Interstage HTTP Server(Webサーバ名)
注) Interstage HTTP ServerにおいてWebサーバを作成した場合に登録されます。
Interstage Directory Service(リポジトリ名)
注) リポジトリを作成した場合に登録されます。
INTERSTAGE
注意
上記サービスでインストールされていないものについては、対処不要です。
作業手順
Interstageパッケージインストール後には、サーバ起動時に呼び出されるスタートシェルとサーバ停止時に呼び出されるストップシェルがシンボリックリンクファイルとして格納されています。クラスタを使用する場合は、当該シェルが呼び出されないように、別ディレクトリなどに退避します。
以下のファイルを退避してください。
格納先ディレクトリ | 退避対象ファイル(スタートシェル、ストップシェル) |
---|---|
/etc/rc0.d | K00stopis、K00stopod、K00FJSVirep、K01FJSVijdas、K17FJapache |
/etc/rc1.d | K17FJapache |
/etc/rc2.d | S98FJSVijdas、S99startis、S99startod、S99FJSVirep、K17FJapache |
/etc/rc3.d | S51FJapache |
/etc/rcS.d | K17FJapache |
RHEL6以前
以下のファイルを退避してください。
格納先ディレクトリ | 退避対象ファイル(スタートシェル、ストップシェル) |
---|---|
/etc/rc0.d | K00stopis、K18FJSVirep、K14FJapache |
/etc/rc1.d | K00stopis、K18FJSVirep、K14FJapache |
/etc/rc2.d | S99startis、S82FJSVirep、S99startod、S86FJapache |
/etc/rc3.d | S99startis、S82FJSVirep、S99startod、S86FJapache |
/etc/rc4.d | S99startis、S82FJSVirep、S99startod、S86FJapache |
/etc/rc5.d | S99startis、S82FJSVirep、S99startod、S86FJapache |
/etc/rc6.d | K00stopis、K18FJSVirep、K14FJapache |
RHEL7以降
以下のサービスについて自動起動/自動停止をしない設定にしてください。設定方法については「運用ガイド(基本編)」の「RHEL7でのサービス自動起動/自動停止」を参照してください。
Interstage運用管理機能
CORBAサービス
Interstage HTTP Server
Interstage ディレクトリサービス
注意
上記サービスでインストールされていないものに関しては、対処不要です。