負荷分散ポリシーの設定
「IPCOMのマニュアル」を参照してください。
なお、負荷分散ポリシーの設定は、以下のように行ってください。
負荷分散ポリシーのセション維持(一意性の保証)の設定は、コネクション単位の分散を行うように設定してください(コネクション単位の分散を推奨します)。
EJBアプリケーションに対する負荷分散においては、メソッド呼び出し単位の負荷分散を行うように設定してください。
Interstage Application Serverのセットアップ(アプリケーションサーバ側)
アプリケーションサーバのInterstageの環境設定は、アプリケーションサーバとなる全サーバに対して、以下の手順で実施してください。Interstageの環境設定手順の詳細については、Interstage管理コンソールのヘルプを参照してください。
hostsファイルの設定
以下のhostsファイルに負荷分散対象サーバのホスト名と仮想ホスト名の宣言を追加します。
Windows(R)インストールフォルダ\system32\drivers\etc\hosts
/etc/hosts
宣言を追加した後、pingコマンドによりホスト名が解決されているかを確認してください。
以下に、負荷分散対処となるサーバのホスト名がhost1、host2、仮想IPアドレスのホスト名がvhostの場合の記述例を示します。なお、"192.0.2.21"のIPアドレスは、host1の実IPアドレス、"192.0.2.22"のIPアドレスは、host2の実IPアドレスです。
192.0.2.10 vhost 192.0.2.21 host1 192.0.2.22 host2
Interstageの停止
Interstage管理コンソールの[Interstage Application Server] > [システム] > [状態]から[停止] > [強制停止]からInterstageを強制停止してください。
ネーミングサービスの設定
Interstage管理コンソールの[Interstage Application Server] > [システム] > [環境設定]タブを選択して、[ネーミングサービス詳細]で以下の設定内容を設定します。
項目 | 説明 | |
---|---|---|
ホスト定義 | リモートホスト | リモートホストを選択してください。 |
サーバホスト名 | IPCOMのサイト負荷分散ポリシーに設定した、仮想IPアドレスに対応する仮想ホスト名を設定してください。 | |
ポート番号 | IPCOMのIIOPサービスに設定した代表ポートの値を設定してください。有効範囲は1~65535です。 |
ネーミングサービスの配置
アプリケーションサーバは、リモートホストのネーミングサービスを使用してください。
Interstage Application Serverのセットアップ(負荷分散対象サーバ側)
負荷分散対象サーバのInterstageの環境設定は、負荷分散対象となる全サーバに対して、以下の手順で実施してください。Interstageの環境設定手順の詳細については、「運用ガイド(基本編)」の「Interstageの環境設定」を参照してください。
hostsファイルの設定
以下のhostsファイルに定義されている自サーバのホスト名とIPアドレスの設定文に対して、別名で、仮想IPアドレスのホスト名の宣言を追加します。
Windows(R)インストールフォルダ\system32\drivers\etc\hosts
/etc/hosts
宣言を追加した後、pingコマンドによりホスト名が解決されているかを確認してください。
以下に、初期化対象となるサーバのホスト名がhost1、仮想IPアドレスのホスト名がvhostの場合の記述例を示します。なお、"192.0.2.21"のIPアドレスは、host1の実IPアドレスです。
192.0.2.21 host1 vhost
Interstageの環境設定
負荷分散対象サーバのInterstage システムの環境は、Interstageのインストール時にデフォルトの環境設定のままで運用可能です。
ネーミングサービスの配置
ネーミングサービスは、負荷分散の対象となるすべてのサーバマシンに配置してください。