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Interstage Application Server V12.2.0 高信頼性システム運用ガイド
FUJITSU Software

第3章 IPCOMを利用した負荷分散

IPCOMと連携することにより、負荷分散システムを構築することが可能となります。
IPCOMでは、サーバ群を1つの仮想的なサーバマシンとしてクライアントに見せることが可能です。クライアントから、サーバ群に対してオブジェクト呼出しを行うことによって、IPCOMがサーバ群から最適なサーバマシンを選択し、オブジェクト呼出しを振り分けます。
Interstageの負荷分散システムを構築する場合、本方式を推奨します。



ここでは、以下の内容について説明しています。

IPCOMが運用中に停止した場合には、システム全体が停止します。万一の場合に備えて二重化することを推奨しています。詳細については、「IPCOMのマニュアル」を参照してください。


注意

  • IPCOMを利用した負荷分散機能は、Interstage Application Server Enterprise Editionでのみ使用できます。

  • 本製品では、イベントサービスを利用した負荷分散機能は提供していません。

  • Java EE 7環境でIPCOMを利用した負荷分散機能を使用する場合は、「Java EE 7 設計・構築・運用ガイド」の「IPCOMを利用したIIOP通信の負荷分散」を参照してください。