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Interstage Studio V12.2.0 ユーザーズガイド Java EE 6編
FUJITSU Software

B.6.4 共通する注意事項

移行で共通する注意事項を説明します。

Javaのバージョンを確認する

プロジェクトのJavaのバージョンは以下で指定されています。

[旧バージョンのワークスペース/プロジェクトの更新]を行った場合、基本的には以下のように設定されます。使用するJavaのバージョンが異なる場合には個別に修正する必要があります。

注意

移行元のワークスペースやプロジェクトの設定次第では、上記の変換を行わない場合があります。移行後は必ずJavaのバージョンを確認し、プロジェクトファセットの設定と矛盾がないようにしてください。

例:[Javaのビルド・パス]の[JRE システム・ライブラリー]の設定が[ワークスペースのデフォルトJRE]の場合、[JRE システム・ライブラリー]は移行先のワークスペースの設定に従います。

JDKを移行する際の非互換や問題点については、以下を参照してください。

注) 上記のURLはオラクル社が管理・維持しているWebサイトです。予告なく変更されることがあります。

ビルドパスの定義を変更する

旧版から資産を移行すると、ビルドパスの変更が必要になる場合があります。

移行したプロジェクトを選択して、コンテキストメニュー > [プロパティー] > [Javaのビルド・パス] > [ライブラリー]タブから定義を確認して、必要に応じて変更して下さい。個別に追加したライブラリは、適切な場所にライブラリがあるか確認してください。

旧版で定義していた事前定義ライブラリの今版での扱いは以下のとおりです。

事前定義ライブラリ名
(移行元)

今版での対処
(移行先)

Apcoordinator

Apcoordinatorは、本製品では非提供となりました。詳細については、Interstage Business Application Serverの"Apcoordinator ユーザーズガイド"の"旧バージョンとの互換情報"を参照してください。

Apworksランタイム

本機能はV10から提供が停止されているため、使用することはできません。代替手段への実装変更をお願いします。

事前定義ライブラリは[プロジェクト] > [旧バージョンのワークスペース/プロジェクトの更新]を行うことで、削除されます。

Interstage Studio旧互換ランタイム

DBアクセス

EAR

そのまま使用することができます。

Fujitsu XML

以下のどちらかの対処を行います。

  • Java標準のXMLライブラリを使用する。

    プロジェクトを選択してコンテキストメニュー > [プロパティー] > [Javaのビルド・パス] > [ライブラリー]タブから[Fujitsu XML]を[除去]後、ソースプログラムをJava標準のXMLライブラリを使用したものに修正してください。

  • Fujitsu XMLをアドオンコンポーネントからインストールする。

    インストールガイドを参考に、Fujitsu XMLをインストールしてください。

Interstage J2EE

[プロジェクト] > [旧バージョンのワークスペース/プロジェクトの更新]を行うことで、今版のサーバランタイムに自動変換されます。

Interstage Shunsaku

本機能はV10から提供が停止されているため、使用することはできません。

[プロジェクト] > [旧バージョンのワークスペース/プロジェクトの更新]を行うことで、削除されます。

Interstage Shunsaku Data Managerのアプリケーションを開発する場合、プロジェクトを選択してコンテキストメニュー > [プロパティー] > [Javaのビルド・パス] > [ライブラリー]タブ > [外部 JAR の追加]ボタンからInterstage Shunsaku Data Managerに添付されているライブラリを追加してください。

Interstage SOAP

本機能は提供が停止されているため、使用することはできません。代替手段への実装変更をお願いします。

事前定義ライブラリは[プロジェクト] > [旧バージョンのワークスペース/プロジェクトの更新]を行うことで、削除されます。

"B.6.14 V7までのSOAPアプリケーションの移行"を参考に、実装変更をお願いします。

JBK

[プロジェクト] > [旧バージョンのワークスペース/プロジェクトの更新]を行うことで、今版のJBKライブラリに自動変換されます。

JICK

本機能はV10から提供が停止されているため、使用することはできません。代替手段への実装変更をお願いします。

事前定義ライブラリは[プロジェクト] > [旧バージョンのワークスペース/プロジェクトの更新]を行うことで、削除されます。

JSPランタイム

本機能はV9から提供が停止されているため、使用することはできません。代替手段への実装変更をお願いします。

事前定義ライブラリはプロジェクトを選択してコンテキストメニュー > [プロパティー] > [Javaのビルド・パス] > [ライブラリー]タブから[com.fujitsu.apworks.apdesigner.core.container.tomcat.TOMCAT_CONTAINER/[BASE]]を[除去]してください。

Webアプリケーション

そのまま使用することができます。