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Interstage Studio V12.2.0 ユーザーズガイド Java EE 6編
FUJITSU Software

6.2.1 アプリケーションの動作確認を行う配備先の準備

アプリケーションの動作確認を行う配備先にはIJServerクラスタとInterstage Java EE 6 DASサービスの2つがあります。それぞれの利点および注意点について以下に説明します。環境や要望に応じた配備先で動作確認を実施します。

注意

  • IJServerクラスタとInterstage Java EE 6 DASサービスの両方を動作確認に使用した場合、以下の注意が必要となるため、お勧めしません。どちらか片方を使用して動作確認を実施してください。

    • Interstage Java EE 6 DASサービスはIJServerクラスタを起動するための必須サービスになっています。このため、Interstage Java EE 6 DASサービスの停止/再起動などが、IJServerクラスタの動作にも影響します。

IJServerクラスタの利点

注意

IJServerクラスタを使用する場合、"6.2.1.1 IJServerクラスタを作成する"を参照してIJServerクラスタを作成してください。

Interstage Java EE 6 DASサービスの利点

注意

  • ご使用のオペレーティングシステムの機能により、サーバビューの[接続(デバッグ起動)/ログイン]、[接続/ログイン]、[停止]などの操作タイミングでユーザアカウント制御のダイアログボックスが表示されます。

  • リモートマシンのInterstage Java EE 6 DASサービスでの動作確認はできません。

  • Interstage Java EE 6 DASサービスを使用する場合にはIJServerクラスタ選択時に"server"を選択してください。

6.2.1.1 IJServerクラスタを作成する

IJServerクラスタはasadminコマンドを実行して作成します。

以下にasadminコマンドで作成する手順を説明します。詳細は"Interstage Application Server Java EE運用ガイド(Java EE 6編)"を参照してください。

  1. IJServerクラスタを作成します。

    asadmin create-cluster IJServerクラスタ名

    例) asadmin create-cluster IJServer001

  2. IJServerクラスタにサーバインスタンスを追加します。

    asadmin create-local-instance --cluster IJServerクラスタ名 サーバインスタンス名

    例) asadmin create-local-instance --cluster IJServer001 instance001

注意

  • コマンドを実行する場合には、以下が必要になります。

    • Interstage Application Server機能のインストール先のF3FMisje6\glassfishフォルダ配下のbinにパスが設定されている。
      例) C:\Interstage\APS\F3FMisje6\glassfish\bin

    • Interstage基盤サービスが起動されている。Interstage基盤サービスについては、Interstage基盤サービス操作ツール画面の[ヘルプ]をクリックして表示されるヘルプドキュメントを参照してください。

    • Interstage Java EE 6 DASサービスが起動されていない場合は起動します。
      例) asadmin start-domain

  • asadminコマンドでユーザ名とパスワードの入力を求められた場合は、Interstage Studioのインストール時に指定したJava EE 6機能の管理ユーザIDと管理者パスワードを入力してください。asadminコマンドの--userと--passwordfileオプションで指定することもできます。