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Enterprise Service Development Platform V1.0.0 インストールガイド
FUJITSU Software

2.1.6 ファイアーウォールの設定

IaaSポータルにログインした画面から下記2つのファイアーウォールを設定します。

なお、以下で設定する<prefix>という可変値は、以下を設定します。

<サービス名>は、common_platform_conf.ymlに設定したサービス名で置き換えます。詳細は「2.1.4 Automation Managerの設定」を参照してください。

以上をもとに、以下を設定してください。

  1. ファイアーウォールポリシーの作成
    1. 左側のメニューで「ネットワーク」-「ファイアーウォール」を選択し、「ファイアーウォール一覧」画面を表示します。
    2. 右上の「ポリシー一覧」をクリックし、「ファイアーウォールポリシー一覧」画面を表示します。
    3. 右上の「+」をクリックし、「ファイアーウォールポリシー作成」画面を表示します。
    4. 以下の設定で、「次へ」をクリックします。

      • ポリシー名:<prefix>_fw_policy
      • ルール名:設定しない
      • 説明:設定しない
    5. 「確認」画面で設定した内容であることを確認し、「作成」をクリックします。
    6. 右上の「Reload(矢印2つのマーク)」をクリックし、「ファイアーウォールポリシー一覧」画面を更新します。
    7. 「ファイアーウォールポリシー一覧」画面で、作成したファイアーウォールポリシーを選択し、「ポリシーID」を確認します(「ファイアーウォールルールの追加」で利用します)。
  2. ファイアーウォールの作成
    1. 左側のメニューで「ネットワーク」-「ファイアーウォール」を選択し、「ファイアーウォール一覧」画面を表示します。
    2. 「右上にある「+」をクリックし、「ファイアーウォール作成」画面を表示します。
    3. 以下の設定で、「次へ」をクリックします。

      • ファイアーウォール名:<prefix>_fw
      • 管理状態:「true(up)」
      • ポリシー名:<「ファイアーウォールポリシーの作成」で作成したファイアーウォールポリシー>
      • 仮想ルータ名(注):<prefix>_router

        注)フロントLANルータのファイアーウォール設定の場合、仮想ルータ名の<prefix>は、以下です。

        az1_<サービス名>_dmz

      • 説明:設定しない
    4. 「確認」画面で設定した内容であることを確認し、「作成」をクリックします。
  3. ファイアーウォールルールの作成

    以下の表に記載されたファイアーウォールルールに対し、ルールを作成します。

    ■管理サブネット側ルータのファイアーウォール

    以下を指定してファイアーウォールルールを作成します。送信元ポートは、一律で指定不要です。

    注)表の「並び順」は、「ファイアーウォールルールの追加」で利用します。

    並び順

    (注)

    ルール名 送信元IPアドレス 宛先IPアドレス

    allow

    /deny

    プロトコル 宛先ポート
    1

    az1_<サービス名>_cmn_fw_rule

    _vpn_allow

    未指定

    192.168.90.5/32

    (SSL-VPN接続リソースのIPアドレス)

    allow TCP 443
    2

    az1_<サービス名>_cmn_fw_rule

    _client2management_allow

    172.16.128.0/24

    (VPNクライアント)

    172.16.0.0/20

    (管理サブネット)

    allow null 未指定
    3

    az1_<サービス名>_cmn_fw_rule

    _management2any_allow

    172.16.0.0/20

    (管理サブネット)

    未指定 allow null 未指定
    4

    az1_<サービス名>_cmn_fw_rule

    _all_deny

    未指定 未指定 deny null 未指定

    ■サービスサブネット側ルータのファイアーウォール

    以下を指定してファイアーウォールルールを作成します。送信元ポートは、一律で指定不要です。

    注1)表の「並び順」は、「ファイアーウォールルールの追加」で利用します。

    注2)ここでは、構築した環境をインターネットに公開しないようにするためdenyにします。アプリケーションをインターネットに公開する段階でallowにしてください。アプリケーションをインターネットに公開する手順は、「操作ガイド」の「アプリケーション公開・公開停止方法」を参照してください。

    並び順

    (注1)

    ルール名 送信元IPアドレス 宛先IPアドレス

    allow

    /deny

    プロトコル 宛先ポート
    1

    az1_<サービス名>_service_fw_rule

    _public_inbound_allow (注2)

    未指定

    192.168.30.0/24

    (DMZサブネット)

    deny(注2) TCP 443
    2

    az1_<サービス名>_service_fw_rule

    _dmz2apiproxy1_allow

    192.168.30.0/24

    (DMZサブネット)

    192.168.0.0/20

    (サービスサブネット)

    allow TCP 8000
    3

    az1_<サービス名>_service_fw_rule

    _dmz2service_deny

    192.168.30.0/24

    (DMZサブネット)

    192.168.0.0/20

    (サービスサブネット)

    deny null 未指定
    4

    az1_<サービス名>_service_fw_rule

    _dmz2any_allow

    192.168.30.0/24

    (DMZサブネット)

    未指定 allow null 未指定
    5

    az1_<サービス名>_service_fw_rule

    _service2any_allow

    192.168.0.0/20

    (サービスサブネット)

    未指定 allow null 未指定
    6

    az1_<サービス名>_service_fw_rule

    _all_deny

    未指定 未指定 deny null 未指定
    1. 左側のメニューで「ネットワーク」-「ファイアーウォール」を選択し、「ファイアーウォール一覧」画面を表示します。
    2. 右上の「ルール一覧」をクリックし、「ファイアーウォールルール一覧」画面を表示します。
    3. 右上にある「+」をクリックし、「ファイアーウォールルール作成」画面を表示します。
    4. 上表に従って、ルール詳細を設定し、「次へ」をクリックします。
    5. 「確認」画面で設定した内容であることを確認し、「作成」をクリックします。
    6. 右上の「Reload(矢印2つのマーク)」をクリックし、「ファイアーウォールルール一覧」画面を更新します。
    7. 「ファイアーウォールルール一覧」画面で、作成したファイアーウォールルールを選択(注)し、「ルールID」を確認します。この「ルールID」は「ファイアーウォールルールの追加」で利用します。

      注)作成したファイアーウォールルールの名前でFilterすることをお勧めします。

  4. ファイアーウォールルールの追加

    対象ファイアーウォールポリシーに対して、「ファイアーウォールルールの作成」の表にある「並び順」の順に従ってルールを追加します。

    1. 左側のメニューで「API実行」を選択し、「API実行」画面を表示します。
    2. 対象ファイアーウォールポリシーにおいて、「1つ目のルールを追加する場合」と「2つ目以降のルールを追加する場合」に応じて、以下の設定をして、「API実行」をクリックし、「レスポンス」に「"Response": 200」が表示されることを確認します。
      • 1つ目のルールを追加する場合

        【リクエスト】
        リージョン:「jp-east-3」
        HTTPメソッド:「PUT」
        エンドポイント:「networking」
        URI:/v2.0/fw/firewall_policies/<更新対象ファイアーウォールポリシーID>/insert_rule
        
        【クエリパラメーター】
        キー:設定しない
        
        【HTTPヘッダー】
        変更しない
        
        【リクエストボディ】
        {"firewall_rule_id": "<追加対象ファイアーウォールルールID>"}
      • 2つ目以降のルールを追加する場合

        【リクエスト】
        リージョン:「jp-east-3」
        HTTPメソッド:「PUT」
        エンドポイント:「networking」
        URI:/v2.0/fw/firewall_policies/<更新対象ファイアーウォールポリシーID>/insert_rule
        
        【クエリパラメーター】
        キー:設定しない
        
        【HTTPヘッダ】
        変更しない
        
        【リクエストボディ】
        {"firewall_rule_id": "<追加対象ファイアーウォールルールID>", "insert_after": "<1つ前に追加したファイアーウォールルールID>"}