高速データロード機能に必要なパラメータをpostgresql.confに設定します。
postgresql.confの以下のパラメータについては、すでに設定されている値に下表の設定値を追加します。postgresql.confの編集後は、インスタンスを起動、または再起動してください。
パラメータ名 | 設定値 | パラメータの |
---|---|---|
max_prepared_transactions | データロード処理中に並列ワーカが準備するトランザクションの数を指定します。本機能で使用する並列ワーカの数以上でなければなりません。この値を、max_prepared_transactionsに加える必要があります。 | 省略不可 |
max_worker_processes | データロード処理を実行する並列ワーカの数を指定します。この値を、max_worker_processesに加える必要があります。 | 省略不可 |
max_parallel_workers | 本機能を含む並列クエリで使用する並列ワーカの最大数を指定します。本機能で使用する並列ワーカの数以上でなければなりません。この値を、max_parallel_workersに加える必要があります。 | 省略不可 |
例
2つの高速データロード機能を並列度:4で同時実行した場合の例を示します。
max_prepared_transactions = 13 #例.元が5であった場合、 5 + 2 x 4 = 13 max_worker_processes = 16 #例.元が8であった場合、 8 + 2 x 4 = 16 max_parallel_workers = 12 #例.元が4であった場合、 4 + 2 x 4 = 12
注意
上記の例に示すように、max_prepared_transactions、max_worker_processesおよびmax_parallel_workersには、本機能の同時実行数を乗算した値を設定してください。
また、以下のパラメータについては、値を確認します。
パラメータ名 | 設定値 | パラメータの |
---|---|---|
dynamic_shared_memory_type | インスタンスが使用する動的共有メモリの実装を指定します。デフォルト値を推奨します。noneが指定された場合、高速データロード機能を利用できません。 | 省略不可 |
参照
パラメータの詳細は、“PostgreSQL Documentation”の“Resource Consumption”を参照してください。
CREATE EXTENSION文を実行し、高速データロード機能の拡張をインストールします。拡張のインストールはデータベース単位に必要です。
例
対象のデータベースを“postgres”とした場合の例を示します。
postgres=# CREATE EXTENSION pgx_loader; CREATE EXTENSION
注意
高速データロード機能の拡張インストールは、スーパーユーザーのみ実行可能です。
高速データロード機能の拡張インストールは、publicスキーマに対してのみ実行可能です。