高速データロード機能が使用するメモリ量を見積ります。
高速データロード機能は、データロード処理を実行する並列ワーカの数を最大128まで指定可能です。並列ワーカの数に応じて、以下の資源が追加で必要です。
データロード処理中に作成される動的共有メモリ
高速データロード機能は、データロード処理中に動的共有メモリや共有メモリメッセージキューを作成します。これは、バックエンドと並列ワーカ間での外部データの授受、およびエラー通知に使用されます。
注意
“11.1.1 導入の検討”の“データベースサーバのメモリ量”にあるように、postgresql.confのshared_buffersの値が小さい場合、同一データページへの書き込み処理の排他待ちが多発します。待機中は、共有メモリメッセージキューから入力データを読み込めないため、共有メモリメッセージキューは常に入力データで満たされた状態となります。これにより、共有メモリメッセージキューへの書き込み処理が阻害されるため、データロード性能が劣化します。
参照
メモリの見積り式については、“導入ガイド(サーバ編)”の“高速データロード機能で使用するメモリの見積り式”を参照してください。