インストール後の注意事項について説明します。
Systemwalker Centric Managerを利用するユーザについて
Systemwalker Centric Managerを利用するユーザに対しては、利用者のアクセス権(利用者のロール)を正しく設定する必要があります。
ユーザをロールに登録する方法については、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”を参照してください。
アクセス権の変更に失敗した場合
インストールや環境作成中にアクセス権の変更に失敗した場合は、インストール処理終了後に「アクセス権の変更に失敗しました。」と表示されます。その場合は、以下のコマンドを起動してアクセス権の変更を行ってください。
Systemwalkerインストールディレクトリ\MpWalker\bin\mpsetsec.exe /s1 /c
Systemwalker Centric Managerインストール時に「SNMPサービスをインストールしていない」と警告メッセージが表示された場合
システム性能収集エージェントをインストールし、「SNMPサービスをインストールしていない」と警告メッセージが表示された場合は、インストール後に次の作業を行ってください。
SNMPサービスをインストールします。
サービスパックを適用している場合は、再度サービスパックを適用します。
以下のコマンドを実行します。
Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\MpTrfExA\bin\setupexa.exe -i
性能監視システム性能収集エージェントの再セットアップについて
Systemwalker Centric Managerをインストールした後に、SNMPエージェントをインストールまたはWindowsのサービスパックを適用する場合は、以下の手順で行ってください。
以下のコマンドを実行します。
Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\MpTrfExA\bin\setupexa -u
SNMPサービスをインストールします。
サービスパックを適用します。
以下のコマンドを実行します。
Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\MpTrfExA\bin\setupexa -i
SNMPトラップポートを利用するアプリケーションとの共存について
Systemwalker Centric ManagerはSNMPトラップポートを使用します。したがってSNMPトラップポートを利用する他社アプリケーションと同一コンピュータ上で動作させる場合、Microsoft SNMP Trap Serviceを利用してください。
mpmstsコマンドを実行することでMicrosoft SNMP Trap Serviceを利用する設定を行うことができます。mpmsts(SNMP Trap Service連携コマンド)【Windows版】の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
ただし、Microsoft SNMP Trap Serviceを利用した場合、SNMPv2C形式のEnterprise Specificトラップ、およびSNMPv3形式のトラップを受信することはできません。
Windows OSのドメインに所属するコンピュータで使用する場合、「Systemwalker ACL Manager」サービスのスタートアップアカウントには、以下のユーザを設定してください。
スタートアップアカウントに必要な条件をすべて満たし、かつ、所属しているドメインに登録されているユーザ
スタートアップアカウントの変更方法については、“スタートアップアカウントを変更する【Windows】”を参照してください。
インストール時、イベントログに以下のメッセージが出力されますが、このメッセージは、OSが対話型サービスを推奨しないために表示されるメッセージで、動作上は問題ありません。
イベントログの内容 ソース名 : Service Control Manager Eventlog Provider イベントID: 7030 レベル : エラー Systemwalker xxxxx サービスは、対話型サービスとしてマークされています。 しかし、システムは対話型サービスを許可しないように構成されています。 このサービスは正常に機能しない可能性があります。
「xxxxx」は、Systemwalker Centric Managerのコンポーネント名です。
FJQSS(資料採取ツール)、およびアンインストールと管理(ミドルウェア)について
Systemwalker Centric Managerをインストールすると、[スタート]メニュー/[アプリ]画面に以下のメニューが作成されます。(インストール済の富士通ミドルウェア製品が他に存在しない場合)
[FJQSS(資料採取ツール)]
[Fujitsu]-[アンインストールと管理(ミドルウェア)]
FJQSS(資料採取ツール)は、Systemwalker Centric Managerに組み込まれているトラブル発生時の調査資料採取ツールです。
FJQSS(資料採取ツール)の詳細については、[FJQSS(資料採取ツール)]-[FJQSS ユーザーズガイド]メニューで表示されるマニュアルを参照してください。
アンインストールと管理(ミドルウェア)は、富士通ミドルウェア製品共通のツールです。インストールされている富士通ミドルウェア製品情報の管理や製品のアンインストーラの起動を行います。本ツールは、Systemwalker Centric Managerに組み込まれているFJQSS (資料採取ツール)に加えて、他の富士通ミドルウェア製品情報も管理します。
Systemwalker Centric Managerのアンインストールについては、“アンインストール”を参照してください。
Windows Defenderについて
Systemwalker Centric Managerをインストールすると、Windows Defenderの履歴に「警告レベル:不明」として記録されることがありますが、そのままお使いいただいて問題ありません。Systemwalker Centric Managerクライアントプログラムに関する項目には、履歴のリソース欄に以下の表記を含んでいます。
service:
DRMSCL
F3CVSERV
MpAosfB
MpAosfP
MpAosfX
MpdrmsclFsd
Mpinst (注)
MpOpagt
MpOpgui
MpOrCtrlCL
MpPolRecv
MpScsv
MpTrans
MpTrfExA
MpTrfMgr
注)
インストール時に一時的に登録
startup:
資源配付クライアント スタートアップ拡張.lnk
runkey:
f3crpstatus
mpaosfac
driver:
LHMIRROR
「プログラムの追加と削除」に表示されるサイズについて
サイズに表示される容量が実際より大きくなる場合がありますが、製品やOSの異常ではありません。また、製品動作には影響がありません。