対象バージョンレベル
Systemwalker Centric Manager
Windows版:V5.0L10以降
Solaris版:5.0以降
Linux版:V11.0L10以降
エラーメッセージ
Systemwalkerコンソールの場合(V11.0L10/11.0以降)
Systemwalkerにおいて通信エラーが発生したため、Systemwalkerコンソールを終了しました。 |
[Systemwalkerコンソール 業務監視]の場合(V10.0L21/10.1以前)
Systemwalkerにおいて通信エラーが発生したため、業務監視を終了しました。 |
[Systemwalkerコンソール システム監視]の場合(V10.0L21/10.1以前)
サーバとの通信中に異常が発生しました。システム監視を終了します。 |
[Webコンソール]の場合
通信エラーにより、情報の取得に失敗しました。 |
確認ポイント
以下の方法で通信エラー種別を確認してください。
[Systemwalkerコンソール]の場合(V11.0L10/11.0以降)
エラーメッセージダイアログボックスのメッセージを選択し、[詳細]ボタンをクリックします。
→[エラー詳細]ダイアログボックスが表示されます。
[メッセージ]本文中に、“Exception:org:omg.CORBA.****”を確認します。
→“****”が通信エラーの種別です。
[Systemwalkerコンソール 業務監視]の場合(V10.0L21/10.1以前)
エラーメッセージダイアログボックスのメッセージを選択し、[詳細]ボタンをクリックします。
→[エラー詳細]ダイアログボックスが表示されます。
[メッセージ]本文中に、“Exception:org:omg.CORBA.****”を確認します。
→“****”が通信エラーの種別です。
[Systemwalkerコンソ-ル システム監視]の場合(V10.0L21/10.1以前)
エラーメッセージダイアログボックス内の“詳細コード=IDL:CORBA/StExcept/****:”を確認します。
→“****”が通信エラーの種別です。
[Webコンソール]の場合
エラー画面の“メッセージ:IDL:CORBA/StExcept/****:”を確認します。
→“****”が通信エラーの種別です。
対処方法
それぞれ、通信エラー種別ごとの対処方法を参照し、対処してください。
COMM_FAILURE
“通信エラーの種別が“COMM_FAILURE”の場合の対処方法”を参照してください。
NO_IMPLEMENT
“通信エラーの種別が“NO_IMPLEMENT”の場合の対処方法”を参照してください。
CORBA. DATA_CONVERSION
“通信エラーの種別が“CORBA. DATA_CONVERSION”の場合の対処方法”を参照してください。
通信エラーの種別が“COMM_FAILURE”の場合の対処方法
対処1
原因
運用管理クライアントと運用管理サーバ間のネットワークに異常があります。
対処方法
運用管理クライアントから運用管理サーバに向けて、pingまたはtracertコマンドで、ネットワークの状態を確認し、問題があれば対処してください。
対処2
原因
運用管理サーバの負荷が高く、運用管理クライアントからの要求が一定時間内に処理できない場合に発生します。
対処方法
運用管理サーバでレスポンスの悪化(CPU処理時間の異常、メモリの不足など)が発生していないか確認し、問題があれば対処してください。
頻繁に発生するようであれば、システムの資源不足が考えられます。必要な資源が確保されているか確認してください。資源については、“Systemwalker Centric Manager 解説書”の“動作環境”を参照してください。
対処3
原因
Systemwalker Centric Managerのサービスが停止したため通信できなかった場合に発生します。
対処方法
以下の手順で対処してください。
Systemwalker Centric Manager のサービスが停止している可能性があります。運用管理サーバのsyslog (Solaris版/Linux 版)、またはイベントログ(Windows版)にSystemwalker に関連するエラーメッセージが出力されていないか確認します。
メッセージが出力されている場合には、オンラインヘルプの[目次]-[メッセージ]から該当するメッセージを参照して、エラーの原因を取り除いてください。
対処完了後、運用管理サーバのSystemwalker Centric Managerを再起動してください。
通信エラーの種別が“NO_IMPLEMENT”の場合の対処方法
対処1
原因
運用管理サーバのSystemwalker Centric Managerが起動途中、または再起動中であり、通信ができなかった場合に発生します。
対処方法
しばらく待ってから再操作してください。
対処2
原因
Systemwalker Centric Managerのサービスが停止したため通信できなかった場合に発生します。
対処方法
以下の手順で対処してください。
Systemwalker Centric Manager のサービスが停止している可能性があります。運用管理サーバのsyslog (Solaris版/Linux 版)、またはイベントログ(Windows版)にSystemwalker に関連するエラーメッセージが出力されていないか確認します。
メッセージが出力されている場合には、オンラインヘルプの[目次]-[メッセージ]から該当するメッセージを参照して、エラーの原因を取り除いてください。
対処完了後、運用管理サーバのSystemwalker Centric Managerを再起動してください。
通信エラーの種別が“CORBA. DATA_CONVERSION”の場合の対処方法
対処1
対象バージョンレベル
Windows版: V11.0L10以降
Solaris版: 11.0以降
Linux版: V11.0L10以降
確認ポイント
ホスト名、クラスタ名、コンピュータ名にマルチバイト文字(全角)を定義している監視対象システムがありませんか。
以下の手順で確認します。
運用管理サーバで、以下のコマンドを実行し、Systemwalker Centric Managerの構成情報をファイルに出力します。
[Windows版の場合]
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\Mpfwbs\bin\mpcmrepair -o ファイル名 |
[Solaris版、Linux版の場合]
/opt/FJSVfwbs/bin/mpcmrepair -o ファイル名 |
ファイルの内容を確認し、文字化けしているシステムを特定します。
ファイルの形式(CSV)
ノードID,ホスト名,表示名,クラスタ名,コンピュータ名,インタフェースホスト名 |
※1インタフェースが1行となっているので、複数インタフェースのシステムは、複数行で表示されます。
原因
システムとは異なる文字コードが運用管理サーバのデータベースに入力されています。
対処方法
以下の方法で、Systemwalker Centric Managerの構成情報を修復します。
ホスト名、クラスタ名を修復する方法
ホスト名、クラスタ名、コンピュータ名、インタフェースホスト名を修復する方法
ノードを削除する方法
ホスト名、クラスタ名を修復する方法
特定したシステム(以下、対象システム)で、システム監視設定のメッセージ送信先システムが“必要時接続”の場合
対象システムで以下のコマンドを実行します。
[Windows版の場合]
opaconstat -d |
[Solaris版、Linux版の場合]
/opt/systemwalker/bin/opaconstat -d |
対象システムで、ホスト名、クラスタ名、コンピュータ名にマルチバイト文字(全角)を使用しないでシステムの設定を変更します。
対象システムで、Systemwalker Centric Managerのサービスを再起動します。
[Windows版の場合]
以下のコマンドでSystemwalker Centric Managerを停止します。
pcentricmgr |
以下のコマンドでSystemwalker Centric Managerを起動します。
scentricmgr |
[Solaris版、Linux版の場合]
以下のコマンドでSystemwalker Centric Managerを停止します。
/opt/systemwalker/bin/pcentricmgr |
以下のコマンドでSystemwalker Centric Managerを起動します。
/opt/systemwalker/bin/scentricmgr |
対象システムで以下のコマンドを実行します。
[Windows版の場合]
opaconstat -a |
[Solaris版、Linux版の場合]
/opt/systemwalker/bin/opaconstat -a |
※opaconstatコマンドの詳細は、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
対象システムで、システム監視設定のメッセージ送信先システムが“常時接続”の場合
対象システムで、ホスト名、クラスタ名、コンピュータ名にマルチバイト文字(全角)を使用しないでシステムの設定を変更します。
対象システムで、Systemwalker Centric Managerのサービスを再起動します。
[Windows版の場合]
以下のコマンドでSystemwalker Centric Managerを停止します。
pcentricmgr |
以下のコマンドでSystemwalker Centric Managerを起動します。
scentricmgr |
[Solaris版、Linux版の場合]
以下のコマンドでSystemwalker Centric Managerを停止します。
/opt/systemwalker/bin/pcentricmgr |
以下のコマンドでSystemwalker Centric Managerを起動します。
/opt/systemwalker/bin/scentricmgr |
ホスト名、クラスタ名、コンピュータ名、インタフェースホスト名を修復する方法
運用管理サーバで、以下のコマンドを実行し、構成情報をCSV出力します。
[Windows版の場合]
mpcmcsv -m OUT -o NODE -f node.csv |
[Solaris版、Linux版の場合]
/opt/systemwalker/bin/mpcmcsv -m OUT -o NODE -f node.csv |
エディタでCSVファイルの該当するホスト名、クラスタ名、コンピュータ名、インタフェースホスト名を編集します。
詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”の“ノード構成情報CSVファイル"を参照してください。
運用管理サーバで、以下のコマンドを実行し、構成情報をCSV入力します。
[Windows版の場合]
mpcmcsv -m ADD -f node.csv |
[Solaris版、Linux版の場合]
/opt/systemwalker/bin/mpcmcsv -m ADD -f node.csv |
ノードを削除する方法
運用管理サーバで以下のコマンドを実行します。
[Windows版の場合]
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\Mpfwbs\bin\mpcmrepair -d ノードID |
[Solaris版、Linux版の場合]
/opt/FJSVfwbs/bin/mpcmrepair -d ノードID |
※ノードIDは、確認ポイントで表示したファイル(CSV)のノードID
【例】DN040925112201_150_130
注意
削除したノードに関連するポリシー、およびイベントメッセージも削除されます。
運用管理サーバ、および部門管理サーバのノードは削除できません。
対処2
対象バージョンレベル
Windows版: V11.0L10以降
Solaris版: 11.0以降
Linux版: V11.0L10以降
確認ポイント
構成情報入出力コマンド、専用線型ノード移入コマンド、インターネット型ノード移入コマンド、または運用管理サーバ二重化型ノード移入コマンドでシステムの文字コードと異なるCSVファイルを入力しましたか。
対処方法
CSVファイルをシステムと一致する文字コードに変換し、再度同じコマンドで入力してください。
それでも解決しない場合は以下の方法で修復を行ってください。
構成情報入出力コマンドで文字化けを修復する方法
ノードを削除する方法
構成情報入出力コマンドで文字化けを修復する方法
運用管理サーバで、以下のコマンドを実行し、構成情報をCSV出力します。
[Windows版の場合]
mpcmcsv -m OUT -o NODE -f node.csv |
[Solaris版、Linux版の場合]
/opt/systemwalker/bin/mpcmcsv -m OUT -o NODE -f node.csv |
文字化けしている構成情報を特定し、以下のどちらかを実施します。
構成情報を適切な文字に編集します。
構成情報の行を削除し、ファイルを作成します。
運用管理サーバで、以下のコマンドを実行し、構成情報をCSV入力します。
[Windows版の場合]
mpcmcsv -m ADD -f node.csv |
[Solaris版、Linux版の場合]
/opt/systemwalker/bin/mpcmcsv -m ADD -f node.csv |
※ファイルを作成した場合は、“node.csv”に、作成したファイル名を指定します。
ノードを削除する方法
運用管理サーバで、以下のコマンドを実行し、Systemwalker Centric Managerの構成情報をファイルに出力します。
[Windows版の場合]
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\Mpfwbs\bin\mpcmrepair -o ファイル名 |
[Solaris版、Linux版の場合]
/opt/FJSVfwbs/bin/mpcmrepair -o ファイル名 |
ファイルの内容を確認し、文字化けしているシステムを特定します。
ファイルの形式(CSV)
ノードID,ホスト名,表示名,クラスタ名,コンピュータ名,インタフェースホスト名 |
※1インタフェースが1行となっているので、複数インタフェースのシステムは、複数行で表示されます。
以下のコマンドを実行し、ノードを削除します。
[Windows版の場合]
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\Mpfwbs\bin\mpcmrepair -d ノードID |
[Solaris版、Linux版の場合]
/opt/FJSVfwbs/bin/mpcmrepair -d ノードID |
※ノードIDは、確認ポイントで表示したファイル(CSV)のノードID
【例】DN040925112201_150_130
注意
削除したノードに関連するポリシー、およびイベントメッセージも削除されます。
運用管理サーバ、および部門管理サーバのノードは削除できません。
対処3
対象バージョンレベル
V5.0L10/V5.0L20/V5.0L30/V10.0L10/V10.0L20/V10.0L21
5.0/5.1/5.2/5.2.1/10.0/10.1
原因
構成情報(ノードなど)に、不正なコード系の情報が含まれている場合に、コード変換に失敗したために発生しています。
構成情報入出力コマンド(mpcmcsv)など、Systemwalkerコンソール以外から登録された構成情報に、誤ったコード系の情報が含まれている可能性があります。
対処方法
構成情報入出力コマンド(mpcmcsv)など、Systemwalkerコンソール以外から登録した構成情報について、構成情報の登録時に使用したパラメタやファイルの内容を確認し、誤ったコード系の情報がないか確認してください。
誤ったコード系の情報があった場合には、一度削除し、再登録してください。
対処4
対象バージョンレベル
V5.0L10/V5.0L20/V5.0L30/V10.0L10/V10.0L20/V10.0L21
5.0/5.1/5.2/5.2.1/10.0/10.1
原因
イベントやメッセージに、不正なコード系の文字が含まれている場合に、コード変換に失敗したために発生しています。
対処方法
運用管理サーバがWindows版で、監視対象サーバがUNIX版の場合は、運用管理サーバにADJUST、またはSystemWalker/CharsetMGRをインストールしてください。