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Systemwalker Centric Manager/Systemwalker Event Agent トラブルシューティングガイド 監視編
FUJITSU Software

3.1.23 共通振り分けサーバの起動に失敗する

エラーメッセージ

MpShrsv:エラー: 1002: bindでエラーが発生しました。

対象バージョンレベル

対処1

原因

共通振り分けサーバが使用するポート番号(1261/tcp)をほかのアプリケーションによって既に使用されている場合に発生します。

対処方法

Systemwalker Centric Manager以外で導入しているほかのアプリケーションのマニュアルを参照して、ポート番号(1261/tcp)を使用しているアプリケーションが存在しないかを確認してください。重複している場合、そのアプリケーションを別のポート番号を使用するように変更してください。

実際にポートが使用されているかどうかは、netstatコマンドを使用して確認を行うことができます。

netstatコマンドを-anオプションで実行した場合、使用されているポート番号が数値化されて表示されます。1261番ポートの使用状況を確認してください。netstatコマンドを-aオプションで実行した場合、使用されているポート番号がservicesファイルに記述されている名称で表示されます。1261番ポートは、servicesファイルにmpshrsvと登録されていますのでmpshrsvの使用状況を確認してください。

[netstatコマンド使用例]

netstat -an

対処2

確認ポイント

Windowsの場合、レジストリに記述されているservicesファイルのディレクトリ名が正しくない可能性があります。

以下のレジストリキーに存在する"DataBasePath"について、レジストリ値と種類を確認してください。

\HKEY_LOCAL_MACHINES\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Tcpip\Parameters

レジストリ値の示すファイルパスにservicesファイルが存在することを確認してください。種類がREG_EXPAND_SZであることを確認してください。

対処方法

servicesファイルが存在しない場合は、ファイルを作成してください。種類が正しくない場合は、OSのインストールを実施してください。