ページの先頭行へ戻る
Systemwalker Centric Manager/Systemwalker Event Agent トラブルシューティングガイド 監視編
FUJITSU Software

3.1.22 f1evsvc.exeのアプリケーションエラーが発生し、Mppcguiサービスが起動できない

デスクトップヒープが枯渇すると、f1evsvc.exeのアプリケーションエラーが発生し、Mppcguiサービスが起動できない場合があります。

対象バージョンレベル

原因

OSの設定(デスクトップヒープのサイズ)を不当な値に変更しているために発生しました。

対処方法

レジストリを修正してデスクトップヒープを拡大してください。適正値を見積もる方法はありませんので、徐々に拡大してください。

手順は以下の通りです。

  1. レジストリエディタを起動します。

    Windowsの[ファイル名を指定して実行]で“regedt32”と入力して[OK]ボタンを押してください。

  2. SubSystemsキーに移動します。

    HKEY_LOCAL_MACHINEサブツリーから次のキーに移動します。

    \System\CurrentControlSet\Control\Session Manager\SubSystems

  3. [Windows] の値を選択します。

  4. [編集] メニューで [修正] を選択します。

  5. SharedSectionパラメタの値を変更し、デスクトップヒープを増加させます。

    3番目の値“zzzz”を増加(256KB、または512KBずつ)させてください。

    SharedSection=xxxx,yyyy,zzzz

    注1)1番目の値“xxxx”と2番目の値“yyyy”は変更する必要はありません。

    注2)“zzzz”が省略されている場合、省略値は“yyyy”と同じ値になります。“yyyy”よりも大きな値を“zzzz”に設定してください。(パラメタに指定する数値の単位は“KB”です。)

    • 例)変更前

      SharedSection=1024,3072,512

    • 例)変更後

      SharedSection=1024,3072,1024

  6. システムを再起動します。

参考

レジストリを修正して、デスクトップヒープを拡大する方法についての詳細は、「マイクロソフト サポート技術情報 - 126962」を参照してください。また、デスクトップヒープについては「マイクロソフト サポート技術情報 - 184802」を参照してください。

Windows Server 2003以降の場合、OS起動後、最初のデスクトップヒープ不足発生時点で、イベントログに「警告 243 Win32k デスクトップ ヒープの割り当てに失敗しました。」が出力されている場合があります。