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ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 16.7 運用ガイド
FUJITSU Storage

11.1.3 保守系コマンド

バックアップ管理の保守系コマンドについて説明します。

11.1.3.1 swstsrsemtch(資源整合コマンド)

名前

swstsrsemtch - バックアップ管理簿の復旧

形式

管理対象サーバで実行するとき
/opt/FJSVswsts/bin/swstsrsemtch [-x | -altdir alternativeDirName]
運用管理サーバで実行するとき
/opt/FJSVswsts/bin/swstsrsemtch [-x | -altdir alternativeDirName] [-h serverName]

機能説明

システムダウンなどでバックアップ管理簿内の情報の整合性が不完全となってしまった場合、整合性がとれるように復旧します。

オプション

-h serverName

運用管理サーバ(または運用管理サーバ兼管理対象サーバ)で実行する場合、処理対象となる管理対象サーバのサーバ名を指定します。
管理対象サーバで実行するときは、本オプションの指定は不要です。
運用管理サーバ兼管理対象サーバで自サーバに対して実行するときは、自サーバのサーバ名を本オプションで指定するか、本オプションを省略します。
サーバ名は、stgxfwcmdispsrvコマンドで表示されるサーバ名と同じ文字を、大文字・小文字まで正確に指定してください。

-x

リポジトリとの整合をとります。
運用管理サーバのバックアップ管理簿の復旧が、何らかの原因により行えなかった場合、このオプションを指定してください。

-altdir alternativeDirName

退避されたバックアップ管理簿、リカバリ制御ファイルを使用することを指定します。
バックアップ管理簿とリカバリ制御ファイルの配置先ディレクトリ名を17バイト以内の絶対パス名で指定してください。
本オプションは、Symfowareを使用したロードシェア運用時のバックアップ/リカバリー運用で使用します。

終了ステータス

=0 : 正常終了
>0 : 異常終了

使用例

注意事項

11.1.3.2 swstresback(資源バックアップコマンド)

名前

swstresback - バックアップ管理簿とリカバリ制御ファイルのバックアップ

形式

/opt/FJSVswsts/bin/swstresback Backup-Directory [-lg logGroupName[/rdbName] [-altdir alternativeDirName]]

機能説明

バックアップ管理簿とリカバリ制御ファイルを指定されたディレクトリにバックアップします。

オプション

-lg logGroupName[/rdbName]

指定されたロググループに関する、バックアップ管理簿とリカバリ制御ファイルだけを指定されたディレクトリにバックアップします。

logGroupName

ロググループ名を指定します。

rdbName

RDBシステム名を、ロググループ名のあとに"/"を区切り文字として指定します。
RDBシステム名がない時は、省略できます。

本オプションは、Symfoware を使用したロードシェア運用時のバックアップ/リカバリー運用で使用します。

本オプションは、ETERNUS VX700 seriesを利用したバックアップ運用の資源は対象としません。

-altdir alternativeDirName

退避されたバックアップ管理簿、リカバリ制御ファイルを使用することを指定します。
バックアップ管理簿とリカバリ制御ファイルの配置先ディレクトリ名を17バイト以内の絶対パス名で指定してください。
本オプションは、Symfowareを使用したロードシェア運用時のバックアップ/リカバリー運用で使用します。

本オプションは、ETERNUS VX700 seriesを利用したバックアップ運用の資源は対象としません。

オペランド

backupDirectory

バックアップ管理簿とリカバリ制御ファイルを退避するディレクトリ名を指定します。

終了ステータス

=0 : 正常終了
>0 : 異常終了

使用例

注意事項

11.1.3.3 swstresrst(資源リストアコマンド)

名前

swstresrst - バックアップ管理簿とリカバリ制御ファイルのリストア

形式

/opt/FJSVswsts/bin/swstresrst backupDirectory [-lg logGroupName[/rdbName] [-clean]]

機能説明

バックアップ管理簿とリカバリ制御ファイルを、指定されたディレクトリからリストアします。

オプション

-lg logGroupName[/rdbName]

指定されたロググループに関する、バックアップ管理簿とリカバリ制御ファイルだけをリストアします。

logGroupName

ロググループ名を指定します。

rdbName

RDBシステム名を、ロググループ名のあとに"/"を区切り文字として指定します。
RDBシステム名がない時は、省略できます。

本オプションは、Symfoware を使用したロードシェア運用時のバックアップ/リカバリー運用で使用します。

本オプションは、ETERNUS VX700 seriesを利用したバックアップ運用の資源は対象としません。

-clean

既存のすべてのバックアップ管理簿、リカバリ制御ファイルを削除したあと、指定されたロググループのバックアップ管理簿とリカバリ制御ファイルをリストアします。
ファイル破壊などの理由で、既存のバックアップ管理簿、リカバリ制御ファイルを使用できない場合に本オプションを使用してください。
本オプションは、Symfoware を使用したロードシェア運用時のバックアップ/リカバリー運用で使用します。

本オプションは、ETERNUS VX700 seriesを利用したバックアップ運用の資源は対象としません。

オペランド

backupDirectory

swstresbackコマンドで指定した退避先ディレクトリ名を指定します。

終了ステータス

=0 : 正常終了
>0 : 異常終了

使用例

注意事項